5:参照元や初回などのセグメントも可能
先ほどは各ページのレポートを「コンバージョン」ありと「全体」で比較できると紹介いたしましたが、それ以外にもセグメントを作成することが出来ます。一つは「参照元」もう一つは「初回訪問」です。
画面上部にあるプルダウンから「初回」が選択でき、「参照元」のボタンから参照元を選ぶことが出来ます。
使い方は想像がつきやすいかと思います。
「初回」に絞り込んだのであれば、初めて来た人はどういう風にページを読んだりクリックしたりしているかが分かります。新規向けのコンテンツが開かれているだけ(PVが発生しているだけ)ではなく、どこまで読まれているかを把握しましょう。
「参照元」は一つ前のページ(外部から流入した場合は、外部サイトのURL)ごとにユーザーの次のページでの閲覧がどう変わるかを把握できます。ウェブサイトは1つ1つのページが独立していますが、ユーザーの行動としては一つの流れになっています。そのため前のページは次のページの閲覧行動に影響を与えます。「導線」という考え方で各ページを評価してみましょう。
現在、セグメントとして利用できるのはこの二つと先ほどコンバージョンのみになります。外部からの流入元(リファラー)であったり、閲覧開始ページであったり、他にもセグメントが出来ると嬉しいと思います。また、計測タグでの実装などが必要となってしまいますが、ログイン・非ログインの比較が出来ると、施策の検討に役立つのではないでしょうか。
6:FV離脱率
各ページのレポートに「FV離脱率」という数値があります。
他の数値はわかりやすいのですが、この数字だけはパッと見わからなかったので、確認をしてみました。こちらは「ファーストビュー離脱率」と言う指標でした。定義としては「10秒以内でスクロール等をせずに離脱した割合」を表しているようです。
ですので厳密には「ファーストビュー」ではないのですが、ほとんど内容を見ずに離脱した人の割合が分かります。直帰率と似た数値ですが、直帰率はあくまでも「離脱した最後のページ」を表しており、10秒見ていたか、10分見ていたかがわかりません。
そのため直帰率よりは数値が低く出ます。これによって「意味が無い(10秒未満だったのでページの内容を理解していない)離脱」と「意味がある(10秒以上滞在したので、ページ内容をある程度見たと思われる)離脱」に分けることが出来ます。
7:画面上のレポートをExcelに落とすことが可能
「Readscope Pro」のレポートは視覚的にわかりやすく、しかもこのレポートを同じような形でExcel形式でダウンロードする事が可能です。ダウンロードできるレポートは以下の5種類です
- カルテ雛形
- 計測概要レポート
- 計測詳細レポート
- 比較概要レポート
- 比較詳細レポート
好きなレポートを選んで「レポート作成」を押せばレポートを見ることが出来ます。以下は「計測詳細」のレポートです。
レポートとスクリーンショットが表示されます。「診断ポイント」や「処方箋」の箇所に、気づきや改善ポイントを入れて、同僚やクライアントに提供するといった使い方が可能です。
これを手動で作成しようとすると30分以上はかかってしまいそうです。画面上で見える形式と近い形でダウンロードできるのがとても嬉しいです。


