デバイスの多様化が進む今日の最新検索動向
次に、新しいデバイスの登場によって、検索がどのような影響を受けているかを、Yahoo! JAPANの検索結果ページのPV数の推移から見ていくことにしよう。PC、モバイル、スマートフォン、iPad、それぞれのデバイスからの検索数データを西谷氏は紹介。スマートフォン、iPadといった新デバイスからの検索数は増加傾向にある中、PCやモバイルからの検索数も減少することなく推移しており、各デバイスの検索数を合計した検索需要は増加を続けていることを明かした。
続いて、各デバイスを使っているユーザー属性を見てみよう。
意外だったのは、検索の際に使用するキーワードの単語数に関する集計結果である。2語以上での検索の割合がスマートフォンでは48%と最も高くなっており、PCの43%を上回る結果となった。これには、「スマートフォンで検索ワードを入力する際に、キーワード入力補助機能を利用するユーザーが多い」あるいは「スマートフォンユーザーは検索エンジンを使い慣れているユーザーが多い」などの原因が考えられる。
「スポンサードサーチの入札キーワードを選定する際に、これらのデータを活用してもらいたい」と西谷氏はアドバイスを送った。