もうひとつの課題“セキュリティ”にも対応
「VPS」のもうひとつの魅力は、セキュリティ機能の充実だ。別料金が設定されていることが多いファイアウォールが、同社のVPSサービスでは標準搭載。ファイウォールには専用ハードウェアを使用するハードウェアファイアウォールと、通信を制御するサーバ側のファイアウォール機能を利用する共用ファイアウォールがあるが、「VPS」で採用しているのは、サーバ筐体の入り口で止めるソフトウェアファイアウォール。専用機器が不要で、なおかつ共用ファイアウォールに比べて多くのルールが利用できる方式だ。同社の「VPS」では、プランに応じて100/200/400ルールまで対応可能になっている。
VPSのファイアウォールは、たとえばサブホストが複数ある場合、AとCに対しては外部からのアクセスを許可し、Bに対しては社内のみのアクセスを許可するといった運用ができる。「一般的にはベーシック認証で限られた人に公開するという方法をとりますが、VPSサービスの場合これをファイアウォールで行えます。社内SNSや公開前のWebサイトに対する外部からのアクセスを遮断したり、Wikiなどを部署単位で公開するといった制限も行えます」(梅原氏)。組み合わせが自由なファイアウォールなので、使い方は自由自在。ベーシック認証よりもよりセキュアなファイアウォールを使うことで、部署外や社外に公開したくない情報も強固に守ることができるのだ。
「VPS」では、IPアドレスの追加も最大20個まで可能。たとえば、Web制作会社が1つのVPNサーバに複数のクライアントのサイトを設置し運営する場合、クライアント毎にSSL認証をかけるといったことが行える。ECサイトのサービスサイト毎にSSL認証をかけるといった運用も可能だ。
「VPS」だからこそ欲しい充実のサポート体制
このように標準搭載の機能が豊富で、運用が楽な「VPS」。しかし、いざ社内アプリケーションをインストールしたらトラブルに、といったこともあり、サポート体制も要チェックポイントだ。
同社では365日対応のカスタマーサポートに加え、マニュアル類も充実。また、『設定代行サービス』があるので、標準搭載以外のアプリケーションをインストールしたい場合や、面倒なメールアカウントの移設といった作業を任せることもできる。「標準搭載アプリ以外のものをインストールしたら、アンインストールすらできなくなってしまうというトラブルもあります。有償とはいえ、それらを代行するサービスがあることで安心してお使いいただけるはず」と夏井氏は言う。「VPS」を求めるユーザにこそ、いざトラブルになってしまった場合や、管理するリソースがない場合にサポートサービスが必要になるもの。『設定代行サービス』があるのは非常に心強い。

また、同社では「VPS」が7日間無料で使える『無料トライアル』も用意されている。「問い合わせで一番多いのは、アプリケーションが動くかどうかの確認です。自社開発のシステムの場合、本当に安定して動作するのかは実際に動かして確認するのが一番です。また、サーバのレスポンスなども試してみるのが一番」(梅原氏)。アプリケーションやシステムは、要件定義的には動くものの、本当に動くかはやってみないとわからない。そのテストを契約後に使うサーバと全く同じ環境で行うことができ、なおかつ正式契約した場合はそのまま本番サーバとして継続利用することが可能だ。もちろん、ドメイン名の変更もあとから行える。
同社ではコンサルティングや導入セミナーも行われており、サービス検討からサーバ導入、サイト運営までをトータルで支援する体制が整っており、高機能サーバを安心して使うことができるのがいい。「VPS」は、Webをフルに活用したい時代にマッチするレンタルサーバサービスである。
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