SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第107号(2024年11月号)
特集「進むAI活用、その影響とは?」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

スマホ広告配信ツール最新動向(AD)

収益最大化・アドサーバ機能に加えて独自アドネットワーク構築機能も――スマートフォン特化型広告配信SSPサービス「AdStir」の実力は?

対応アドネットワークは随時追加
機能面もアドサーバ関連を中心に強化予定

ngi group株式会社
メディアプラットフォーム事業部
事業部長 植雄平氏

 このような機能を備えるAdStirだが、今後のロードマップはどうなっているのだろうか。

 まずは肝心のアドネットワークの対応状況。ngi group株式会社 メディアプラットフォーム事業部の植雄平事業部長によると、AdStirが現在対応しているアドネットワークは複数社にわたるが、当面は主要アドネットワーク10社程度との連携を目指し、随時対応先を増やしいていくとのこと。スマートフォンアドネットワークが有する広告在庫として8割程度はカバーし、アプリ事業者/Webメディア運営者をサポートする計画だ。

 機能面についても「AdStirはまだ始まったばかり」(植氏)と強化に向けて意欲を示す。特にアドサーバ関連機能として、前編でも述べた「キャリア識別配信」や「フリークエンシーコントロール」などの広告配信部分で追加機能をリリースしていきたいと話している。また、海外対応も進めており、現在AdStir導入マニュアルwikiについては英語化が完了、近日AdStir管理画面の英語版をリリースする予定だ。

AdStirでスマートフォン広告の市場自体をより魅力的なものにしたい

 AdStirも「始まったばかり」なら、スマートフォン向けの広告市場もまだ始まったばかり。利用者数が増え続けているとはいえ、アプリ/Webメディアの広告露出量はまだ少ない。また、出稿した費用対効果を加味すると、広告主側にしてみたらモバイルよりは単価は比較的高いというのが正直なところだろう。

 まだ未開拓な市場に出稿しようという広告主に対して、ユーザ集客の側面を担う意欲的なアプリ開発者/Webメディア運営者を、収益面/配信システム面で支援し、スマートフォン広告の市場全体をより魅力的なものにしていきたい――。そんな思いや、利用料金無料でマージン等が一切発生しない点も評価されてか、大手のアプリ/Webメディア事業者の中からも、AdStirの導入に向けて動き出しているところが現れ始めている。

 「簡単なサービスで、すごくシンプルにつくっています。収益性はさておき、まずはご利用いただき、評価/フィードバックから改善を進めたいですね。今後は、アプリ事業者様/メディア運営者様の収益性をより高め、かつ広告主様のお役に立つようなサービス構造を構築したいと考えています」(植氏)

 これから、どれだけのスマートフォン向けアプリ/Webメディアが広告モデルで成功を収め、その陰でどれだけAdStirが貢献することになるのか。スマートフォンがさらに盛り上がっていくよう、AdStirの今後の活躍に期待したい。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
スマホ広告配信ツール最新動向連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

中嶋 嘉祐(ナカジマ ヨシヒロ)

ベンチャー2社で事業責任者として上場に向けて貢献するも、ライブドアショック・リーマンショックで未遂に終わる。現在はフリーの事業立ち上げ屋。副業はライター。現在は、MONOistキャリアフォーラム、MONOist転職の編集業務などを手掛けている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2011/10/24 11:00 https://markezine.jp/article/detail/14433

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング