ボタンひとつで体裁の整ったレポートを自動生成
まずは、レポート生成機能について見てみよう。『れぽくり』では、ボタンひとつで、クライアントに提出できるレベルに整えられたレポートが自動生成される。CSVファイルをダウンロードしてから、上司や社外に提出できる程度に体裁を整えるまで、どれだけ手間がかかるかはご存じのとおり。そして、それは決して生産性の高い仕事とはいえない。この「作業」にかかる時間を、大幅に圧縮できるわけだ。
同社広告本部パフォーマンスアド部の中尾俊氏は、こう語る。
「これまで、大手企業が採用するような包括的な入札ツールになら、レポート生成機能も搭載しているケースは目にしていました。ただ、それらはあくまで付帯的な機能なので、作業的な業務を圧縮して効率化を図る、という側面からは十分ではなかったと思います。社外に提出するもの、という視点でレポートを捉えたことで、本当に時間がかかってしまっていた“体裁を整える”作業がゼロになり、その時間を新しい提案の検討や営業にあてることができます。もちろん、体裁の整ったレポートなら、運用担当者自身も分析しやすく、リスティング広告をより戦略的に運用していくことが可能です」
担当者のニーズを反映したユーザビリティーの高い画面
進捗管理機能についても、現場の使い勝手がつぶさに反映されている。システム開発本部広告技術部の小櫻嘉紘氏は、『れぽくり』ならではの点を次のように解説する。
「従来のサービスでは、媒体ごとの管理画面にログインし、複数の案件の結果をそれぞれ拾っていかなければなりませんでした。しかし『れぽくり』では、媒体を跨いだ全案件を一覧表示し、状況や予算を見渡すことができるので、時間が短縮できますし、分析もしやすくなっています。
予算進捗シミュレーターやアラート機能なども充実しています。月末の『着地予測』を自動計算したり、あらかじめ設定した月額予算に対して、『予算到達日』や『推奨日額予算』なども確認できます。安定して、クリエイティブな思考に注力いただけるのではないでしょうか。
担当者のより積極的な運用をサポートするべく、コメント機能も実装しました。入札変更や、上限予算の変更、新規キャンペーンの構築履歴などを記録できます。こうしたユーザビリティーの良し悪しは、運用の成果も左右する重要な部分だと考えています」(小櫻氏)