“オウンドメディアのソーシャル化”が抱える問題点を解決するgigyaのソリューション
“オウンドメディアのソーシャル化”を推進するために、各種ソーシャルメディアが提供しているAPIを利用するという手もあるが、gigyaのプラットフォームを利用することで開発・運営の手間を大幅に省くことができる。
gigyaのAPIは、Facebook、Twitter、Google、Yahoo!、LinkedInや、日本ではmixiに対応。各プラットフォームの仕様をgigyaで吸収して、“オウンドメディアのソーシャル化”を進めたい企業側は、gigyaのAPIを埋め込むだけですべての主要プラットフォームと連携できる。さらに、各プラットフォームで仕様変更が起きた時も、gigyaは24時間365日の監視体制でいち早く対応。仕様変更から可能な限り早くに対応するようにしているという。

「ソーシャルメディアの中でも、Facebookは常に仕様を変更しています。アメリカでは『ワーストAPI』として有名です。それくらいAPIの仕様変更があって、最低でも月に1回は起こっています。それがgigyaのAPIを入れておけば、都度対応する必要がなくなります」(サルヤー氏)
また、gigyaでは2011年11月からストレージサービスを提供開始。ソーシャルログイン機能を利用してFacebookやTwitterなどから収集してきたユーザー情報を保存するのに適したサービスになっている。
「ソーシャルメディアからのデータを蓄えておくには、通常のデータベースではアーキテクチャの問題があります。一般的なデータベースではフィールドを追加するのが大変ですが、ソーシャルメディアからは膨大なデータが得られますから、それにいちいちフィールド追加していては対応できません」(サルヤー氏)
Facebookよりも多くのユーザーと接するgigya 日本での普及にも意欲
ソーシャル化とは、Facebook上での活動に限ったものではなく、Web上のどこでもソーシャル化が必要。Facebookページを作るだけではなく、Facebook やTwitterなどの世界中のソーシャルメディアと連携し、サイトをデザインする手法を刷新する必要がある――とサルヤー氏は熱弁を振るっている。
「サイトをソーシャライズした企業が勝ち残ります。gigyaはアメリカで広まり、今ではほとんどの主要メディアで導入されました。Gigya導入済みのサイトを訪れるユニークユーザー数は世界中で10億人。Facebookよりも多くのユーザーを支えるバックボーンになっています。同じような軌跡を日本でもたどっていきたいと考えています。サイトのゴールは、滞在時間や会員数を増やす、といったところにあると思いますが、gigyaの提供するソーシャル化の機能を使ってもらうことで、そうしたゴールを実現できるようにしていきたいです」(サルヤー氏)