SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

eMetrics Marketing Optimization Summit, San Francisco, 2012

B2Bのリード獲得でソーシャルメディアを活用する3つのヒント
Conversion Conferenceレポート


2. サイトに埋め込めるメディアを活用する

 2点目は、サイトに埋め込めるSlideShareやTwitterなどのメディア活用について。たとえば、BreakingPointはソーシャルの活用が上手な企業であり、SlideShareに事例や説明資料のスライドをアップロードして共有している。

 SlideShare上で公開されたスライドは、ユーザーが自由に自分のサイトに埋めむことができる。このように他のサイトに埋め込まれた場合でも、スライドの閲覧終了時や手紙アイコンクリック時にコンタクト用入力フォームを表示できる点が、ビジネスとしては優れている。

 さらに、SlideShareを埋め込んでいるサイトはSEOが優れていることもあり、アクセス数が増えやすい。

 Twitterも、最近のリニューアルによってユーザーのツイート内容をサイト内に埋め込むことができるようになった。たとえば、a small orangeという会社は、顧客による自社サービスについてのコメントをピックアップして自社トップページに埋め込むようにしたところ、コンバージョン率が2桁上昇したという。

3. LinkedInのカンパニーページを活用する

 最後の3点目は、LinkedInのビジネス活用について。まず、リードジェネレーション目的のメディアとしては、FacebookやTwitterよりもLinkedInの方がコンバージョン率が3倍高いという結果が紹介された。

 続いて、LinkedInのグループメッセージ機能を使って、毎週メッセージを送るようにすると効果的だと紹介。LinkedInのメッセージは、メールよりも開封率やクリック率が高いという。

 また、オファーをProductとして掲載する、アクションを促すメッセージをステータスアップデートとして配信する、なども効果がある。特にステータスアップデートによるメッセージ配信は、他のソーシャルメディアと比べてエンゲージメント率(反応率)が高く、シェアしたコンテンツの有効期間も長い、とLinkedInの特徴とメリットが紹介された。

 最後に、これらを実践することで、マーケターは売上増加に貢献していないというCEOの認識を変えよう、と提案し、セッションが締めくくられた。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
eMetrics Marketing Optimization Summit, San Francisco, 2012連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

清水 誠(シミズ マコト)

Webアナリスト/改善リーダー。

1995~2004年まで凸版印刷・Scient・RazorfishにてWebコンサルティングやIA・UI設計に従事した後、事業会社側へ転身。UX/IAやデジタルマーケティングの導入による社内プロセス改善の推進と事例化を行っている。ウェブクルーでは開発・運用プロセスを改善し上場を支援、日本アムウェイでは印刷物のデジタルワークフローとCMS・PIMを導入、楽天では...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2012/10/25 17:33 https://markezine.jp/article/detail/15400

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング