2. サイトに埋め込めるメディアを活用する
2点目は、サイトに埋め込めるSlideShareやTwitterなどのメディア活用について。たとえば、BreakingPointはソーシャルの活用が上手な企業であり、SlideShareに事例や説明資料のスライドをアップロードして共有している。

SlideShare上で公開されたスライドは、ユーザーが自由に自分のサイトに埋めむことができる。このように他のサイトに埋め込まれた場合でも、スライドの閲覧終了時や手紙アイコンクリック時にコンタクト用入力フォームを表示できる点が、ビジネスとしては優れている。

さらに、SlideShareを埋め込んでいるサイトはSEOが優れていることもあり、アクセス数が増えやすい。
Twitterも、最近のリニューアルによってユーザーのツイート内容をサイト内に埋め込むことができるようになった。たとえば、a small orangeという会社は、顧客による自社サービスについてのコメントをピックアップして自社トップページに埋め込むようにしたところ、コンバージョン率が2桁上昇したという。
3. LinkedInのカンパニーページを活用する
最後の3点目は、LinkedInのビジネス活用について。まず、リードジェネレーション目的のメディアとしては、FacebookやTwitterよりもLinkedInの方がコンバージョン率が3倍高いという結果が紹介された。

続いて、LinkedInのグループメッセージ機能を使って、毎週メッセージを送るようにすると効果的だと紹介。LinkedInのメッセージは、メールよりも開封率やクリック率が高いという。
また、オファーをProductとして掲載する、アクションを促すメッセージをステータスアップデートとして配信する、なども効果がある。特にステータスアップデートによるメッセージ配信は、他のソーシャルメディアと比べてエンゲージメント率(反応率)が高く、シェアしたコンテンツの有効期間も長い、とLinkedInの特徴とメリットが紹介された。
最後に、これらを実践することで、マーケターは売上増加に貢献していないというCEOの認識を変えよう、と提案し、セッションが締めくくられた。