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eMetrics Marketing Optimization Summit, San Francisco, 2012

B2Bリード獲得サイトでWeb解析を活用
アクション可能なリード数を100倍にした事例


アプローチ可能なリード数が100倍に

 取得したデータは、集計を楽にするため、Google AnalyticsのAPI経由でデータを直接エクセルに落とし込める無料のアドオン「Excellent Analytics」を活用して、会社名と製品名をクロス集計。訪問回数に加えて、スコアリング結果、滞在時間もレポートに加えた。会社名の横には都市名と州も追加。どの都市をターゲットとして広告出稿やイベント開催をすべきか、という判断を営業チームが行えるようにした、という。

 この結果、アクション可能なデータが、通常の問い合わせフォーム送信の場合の0.5%から50%に増えた(IPによる会社名の推測を含む )という驚きの成果が発表された。

 最後に、経験から得られたヒントが紹介され、セッションが締めくくられた。

  • どんなデータが得られるとアクションできるのかを最初に決めることが大事
  • そのためにツールや手法を組み合わせて工夫しよう
  • Web関係者だけでなく、営業チームも巻き込もう
  • 組織内の意識やプロセス変更には努力と時間がかかることを覚悟しよう
  • プライバシー問題に関しては法務に相談しよう

 UXとWeb解析(アクセス解析)はもっと融合が必要であり、解析のデータは結果としての効果ではなく、企業の業務としてのアクションにつなげる必要がある、という点は筆者もこれまで記事や講演で主張してきたので 、多いに共感を覚えた。ぜひこの事例を参考に、実践してみてほしい。

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この記事の著者

清水 誠(シミズ マコト)

Webアナリスト/改善リーダー。

1995~2004年まで凸版印刷・Scient・RazorfishにてWebコンサルティングやIA・UI設計に従事した後、事業会社側へ転身。UX/IAやデジタルマーケティングの導入による社内プロセス改善の推進と事例化を行っている。ウェブクルーでは開発・運用プロセスを改善し上場を支援、日本アムウェイでは印刷物のデジタルワークフローとCMS・PIMを導入、楽天では...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/10/25 17:32 https://markezine.jp/article/detail/15401

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