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知らないとマズい? Hit Service Showcase

ソーシャルファンディングの代表格、クリエイターを資金面で支援する「Kickstarter」とは?

スタッフのイチ押しや人気のプロジェクトが目立つページデザイン

 Kickstarterのビジネスの状況についてざっと触れたところで、続いてはサイトの内容について見ていこう。Kickstarterのトップページでは、Kickstarterのサービス内容について説明するページへの誘導枠を設置。その下、ファーストビュー内に、カテゴリごとのスタッフ一押しプロジェクトが入ってきて、さらに下のスペースには人気のプロジェクト(Popular)が並んでいる。

Kickstarterのトップページ
「Fund & Follow Creativity」の下にある「Learn more !」から、サービスの説明に飛ぶ
 Kickstarter

 続いてのスペースでは、Facebookと連携。Facebookでつながっている知人・友人が出資したプロジェクトが表示される。

Facebook上の知人・友人が出資のプロジェクト
Facebook上の知人・友人が出資のプロジェクト

 Kickstarterが用意しているカテゴリは、「アート」「コミック」「ダンス」「デザイン」「ファッション」「フィルム&ビデオ」「フード」「ゲーム」「音楽」「写真」「出版」「テクノロジー」「劇場」の全13種類。各カテゴリページでは、トップページと同じようにスタッフのイチ押し、今週の人気プロジェクトと続き、直近で成立したプロジェクト、多くの出資を集めた過去のプロジェクトが順に並んでいる。

各カテゴリのトップページ
各カテゴリのトップページ

出資意欲を刺激する「PLEDGE(誓い)」

 プロジェクト別の詳細ページは次のとおり。

 まず目立つところにプロジェクトや募集主のことを説明する動画が掲載されていて、そこから先にはプロジェクトの詳しい情報が記されている。そして右カラムには、現在の出資者数、出資総額、募集締め切りまでの残り時間が表示される。

 その下に赤枠で示したのが、出資額に対する「PLEDGE(誓い)」これがKickstarterの特徴的なところ募集主からの「何ドル以上出資してくれる人には、こんなお礼を提供する」という誓いが載っていて、出資意欲を刺激しようとしている。

プロジェクトの詳細ページ
プロジェクトの詳細ページ

 例えば、テクノロジーカテゴリでこれまでに最多の出資額を集めた3Dプリンタのプロジェクトでは、1ドル以上の出資者は公式サイトの「サポーター」ページに名前が載り、5ドル以上ならお礼状が届き、発売時の予定価格である499ドルと同額かそれ以上の出資をしてくれた人には必要なアイテムを全部そろえた商品を発送する――といった具合になっている。

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Kickstarterの類似サービスは、今後ますます増えるのか

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この記事の著者

中嶋 嘉祐(ナカジマ ヨシヒロ)

ベンチャー2社で事業責任者として上場に向けて貢献するも、ライブドアショック・リーマンショックで未遂に終わる。現在はフリーの事業立ち上げ屋。副業はライター。現在は、MONOistキャリアフォーラム、MONOist転職の編集業務などを手掛けている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/07/02 10:00 https://markezine.jp/article/detail/15903

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