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『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

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MarkeZine Day 2012(AD)

デジタルマーケティング時代の「察して応える」Webサイトを構築する5つの秘訣

プロセス4:ユーザーが求めるシナリオを推し量り、パーソナライズを

 ユーザーの心理を察することができたなら、次に行うべきは各ユーザーに最適化したおもてなしで、ユーザーのニーズに応えることだ。高沢氏は「基本的なことだが、いろんな玄関から飛び込んで来たユーザーに対して、同じトップページへ誘導しているサイトがあまりに多い」と指摘する。本来ならば、検索キーワードに応じてユーザーが求めているシナリオを想定し、パーソナライゼーションした上で、見せるページも変えるべきなのだ。

 パーソナライゼーションは、特に会員サイトやECサイトで絶大な効果を発揮することが、いろんな調査で裏付けされつつあるという。高沢氏は、欧州最大のLCC「easyJet」を例に挙げ、パーソナライゼーションしてユーザーの求める情報を適切に見せることによって、同社のWebサイトでのコンバージョン(座席枠の稼働率)が20%向上したと説いた。

プロセス5:カスタマージャーニーを設計し、ユーザーとの関係性を育む

 最後は、Webサイトを訪れてくれたお客さまの要望にじっくり応えながら、その関係性を良好なものへと育んでいくプロセスだ。「先に示したパーソナライゼーションは、どのステージにいるお客さまかによって、当然ながらその効果は変わって来る。あまり考えずにランダムに設定していると、お客さまはゴールへなかなか辿り着けずに離脱することになってしまう。ここで重要となるのは、カスタマージャーニーの設計」と高沢氏は指摘する。

パーソナライゼーションのためには、システム化がデフォルト

 「WebサイトとCRMを連携・統合させて、マーケティングシナリオをシステム化することは、今後のパーソナライゼーションを活かすサイトでは基本的なアーキテクチャとして捉えてもらいたい」と語る高沢氏。

 「今日紹介した新しいマーケティング手法は、“やる”か“やらないか”で言うと、やれるようになることが勝ち抜くための必要条件ではあるが、全部を一気にやらなくてもいい。Sitecoreでは各社の状況に合わせて、どこから始められるか、どこまで進んでいるかをアセスメントしたり、手法の紹介やワークショップを用意したりしている。環境を整える重要性を認識し、まずは5つのプロセスに沿って貴社サイトの刷新を検討していただければ」と説き、講演を締めくくった。

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この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&a...

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MarkeZine(マーケジン)
2013/02/28 21:15 https://markezine.jp/article/detail/16606

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