MarkeZine(マーケジン)

記事種別

「アトリビューション・マネジメント:アトリビューションがもたらすマス広告も含めたマーケティング効果とは?」【アドテック東京2012講演レポート】

2012/11/16 11:00

 ディーエムジー・イベンツ・ジャパン主催の「アドテック東京2012」が10月30、31日の2日間にわたり開催された。今回は、「アトリビューション・マネジメント:アトリビューションがもたらすマス広告も含めたマーケティング効果とは?」をテーマに行われたパネルディスカッションをレポートする。モデレーターはデジタルインテリジェンス 横山隆治氏、パネリストはアタラ 有薗雄一氏、資生堂 葛西浩明氏、ブレインパッド 草野隆史氏、Fringe81 田中弦氏が登壇した。

アトリビューションが注目されている背景

 アドテクノロジーの進化により、「アトリビューション」というキーワードに注目が集まっている。コンセプト自体は特に新しいわけではなく、端的に言えば成果に対する広告の貢献度を明らかにすることだ。それが昨今のアドテクノロジーにより、なぜ再注目されているのか、どのような可能性を秘めているのかを追っていく。

 「今回のアドテック東京でも非常に注目度が高いアトリビューションというテーマ。なぜ、いまアトリビューションが注目されているのだろうか」と横山氏はセッションの口火を切った。

株式会社デジタルインテリジェンス 代表取締役 横山隆治氏

 「弊社はAttribution.jpというサイトをやっており、私自身もアトリビューションの分析やコンサルティングを業務として行っている。なぜいまアトリビューションが注目されているのか。簡単にいうと、実際第三者配信エンジンでコンバージョンパスデータを得ることができ、データの見える化が進んだ。それに基づいて分析することでコンバージョンがあがるようになったからだろう」(有薗氏)

 「Fringe81は第3者配信アドサーバーを自社開発しているテクノロジーベンチャー。アトリビューションが注目されている理由は、今まで取れなかったデータがとれるようになって、さらに広告主の売り上げやコンバージョン数が増えるという実績がでてきたから。これはとてもクールなことだ」(田中氏)

(左)アタラ合同会社 取締役COO 有薗雄一氏
   (中央左)Fringe81株式会社 代表取締役 田中弦氏
   (中央右)株式会社資生堂 国内化粧品事業部 事業企画部
         コミュニケーション戦略室 クロスメディアグループ 課長 葛西浩明氏
    (右)株式会社ブレインパッド 代表取締役社長 草野隆史氏

 そして、今回唯一の広告主側の登壇者、資生堂の葛西氏は「私は広告業務に携わっていおり、広告評価・費用対効果は長年の課題だ。今回、そのアトリビューションによって長年の課題が解決できるのでは、と期待している」と語る。

 続いて、ブレインパッドの草野氏。「弊社は大量データの分析を企業から預かって行う仕事をしている。アトリビューションが注目されている理由は、データの見える化が進んだことによって、これまでネットの中でのユーザーの行動、つまり態度変容の推移などが見えるようになったこと、そして知りたいニーズの高まりがある。また、ビッグデータというキーワードに関心も高まっていて、大量データの分析がコモデティ化し始めて、いろんな人がトライしやすい環境になってきたことも大きい」

※この続きは、会員の方のみお読みいただけます(登録無料)。



  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • プッシュ通知を受け取る

All contents copyright © 2006-2019 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5