これまで連載では、1回目にインターネット広告の中に新たに登場したアドテクノロジー領域の解説を行い、2回目ではアドテクノロジー領域の中でも最も注目をされているDisplay広告領域をカオスマップの視点から解説してきました。そして広告在庫を売買する新たな方式「RTB(Real Time Bidding)」が今後のアドテクノロジーをさらに加速させることになるでしょう。今回は広告在庫の売買ではなく、その購買判断を行う際に非常に重要になってくるDMP(Data Management Platform)について解説していきます。 (バックナンバーはこちら)
DMPは何のプラットフォーム?
DMPとはData Management Platformの略で、言葉のまま定義すると「データを管理するプラットフォーム」となり、このままではとても抽象的ですね。アドテクノロジー領域でDMPを活用するということは、ユーザー(オーディエンス)をDMPで管理するということです。それによりユーザーの状態を把握して、適切な広告メッセージを送ったり、最適なタイミングで広告配信をすることができるようになります。つまり、DMPはそれを実現するためのプラットフォームです。
実際に海外での利用動向を見てみると、媒体社と広告主でDMPの使い方に大きな違いがありますが、DMPを利用するメインの目的はオーディエンスを管理することという共通点があります。今まで広告在庫の売買に関しては「枠」の印象が強かったことに比べて、DMPでは広告主も媒体社もオーディエンス(広告主にとっての見込み顧客、媒体社にとっての読者)に視点が向いている所が特徴的です。
実際にDMPを使う流れを体験しよう、第1ステップはデータ集めから
では、実際にDMPを使った場合に、データの蓄積から広告配信の利用までどのような流れになるのか、順を追って解説していきましょう。
まず、データをDMPで収集するためには、自社サイトにDMPのタグを設置することから始まります。たくさんのデータを収集するためには多くのページにタグを設置する必要があります。DMPのタグはページ毎に別のタグを貼り分けると煩雑になるので、同一のタグを設置できるようになっています。
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菅原 健一(スガワラ ケンイチ)
株式会社Moonshot 代表取締役 CEO
企業の10倍成長のためのアドバイザー。社会や企業内に存在する「難しい問題を解く」専門家。クライアント10社、エンジェル投資先20社の計30社のプロジェクトを並行して進める。過去に取締役CMOで参画した企業をKDDI子会社へ売却しそのまま経営継続し売り上げを数百億規模へ成長。スマートニュース...
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