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実は簡単!DMPを活用したオーディエンスターゲティングとリターゲティングの仕組み【アドテクノロジー基礎講座第3回】

第2ステップで、集めたデータをルール化して分類する

 さて、先ほどタグを張る段階まで説明しましたが、この時点ではDMPの中のデータは何の意味も持ちません。ユーザーのページ閲覧データだけが溜まっているだけです。次の段階では、この溜まったデータをルール化して、分類していきます。

 分類方法としては、主にURLを使います。URL毎に分類したり、特定の文字列を含む場合に分けたりします。例えば「車」というカテゴリーを作成したい際には、「car」という文字列を含む場合にピックアップして分類するといったことができます。

 つまりデータをサイトのカテゴリー毎に分類し、そこに該当するユーザーを振り分けていきます。そしてDMPの中に溜まったデータをURLや特定のルールに従って分類したものをセグメントと呼びます。例えば上の図では、「ショッピング」「プログラミング」「マーケティング」「株とFX」「キャリアアップ」と5つのセグメントを作成しています。

オーディエンスターゲティングって、つまりこういうこと

 さて、ここまでDMPの中に幾つかセグメントを作成し、ユーザーをセグメント毎に分類してきました。これを活用して、これらのセグメント単位に広告配信を行っていきます。出来上がった各セグメントへ広告配信すること、これが一般的に言われているオーディエンスターゲティングのことです。

 上の図では、媒体社側のオーディエンスデータをDSPにシステム連携させて、データを提供します。これにより、広告主はそのオーディエンスデータを持っているユーザーを対象に広告を配信することができるようになります。

 広告主がオーディエンスターゲティングを行うためには、DMPを用いて媒体社や自社のデータでユーザーをセグメント化し、DSP等で広告を配信する際にターゲティングユーザーとして活用する必要があるのです。

次のページ
DMP活用とリターゲティングの関係

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この記事の著者

菅原 健一(スガワラ ケンイチ)

株式会社Moonshot 代表取締役 CEO

企業の10倍成長のためのアドバイザー。社会や企業内に存在する「難しい問題を解く」専門家。クライアント10社、エンジェル投資先20社の計30社のプロジェクトを並行して進める。過去に取締役CMOで参画した企業をKDDI子会社へ売却しそのまま経営継続し売り上げを数百億規模へ成長。スマートニュース...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2013/03/22 10:00 https://markezine.jp/article/detail/17190

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