第2ステップで、集めたデータをルール化して分類する
さて、先ほどタグを張る段階まで説明しましたが、この時点ではDMPの中のデータは何の意味も持ちません。ユーザーのページ閲覧データだけが溜まっているだけです。次の段階では、この溜まったデータをルール化して、分類していきます。
分類方法としては、主にURLを使います。URL毎に分類したり、特定の文字列を含む場合に分けたりします。例えば「車」というカテゴリーを作成したい際には、「car」という文字列を含む場合にピックアップして分類するといったことができます。

つまりデータをサイトのカテゴリー毎に分類し、そこに該当するユーザーを振り分けていきます。そしてDMPの中に溜まったデータをURLや特定のルールに従って分類したものをセグメントと呼びます。例えば上の図では、「ショッピング」「プログラミング」「マーケティング」「株とFX」「キャリアアップ」と5つのセグメントを作成しています。
オーディエンスターゲティングって、つまりこういうこと
さて、ここまでDMPの中に幾つかセグメントを作成し、ユーザーをセグメント毎に分類してきました。これを活用して、これらのセグメント単位に広告配信を行っていきます。出来上がった各セグメントへ広告配信すること、これが一般的に言われているオーディエンスターゲティングのことです。

上の図では、媒体社側のオーディエンスデータをDSPにシステム連携させて、データを提供します。これにより、広告主はそのオーディエンスデータを持っているユーザーを対象に広告を配信することができるようになります。
広告主がオーディエンスターゲティングを行うためには、DMPを用いて媒体社や自社のデータでユーザーをセグメント化し、DSP等で広告を配信する際にターゲティングユーザーとして活用する必要があるのです。