固有ベクトルの値で棒グラフを描き、主成分に最も影響を与える「特色」を調べる
固有ベクトルを棒グラフにして軸の解釈を行い、第一主成分、第二主成分がどういう性格の情報を持っているのか確認します。
前回まで、分散が最も大きいところを通る軸(主成分)を相関係数行列の固有値と固有ベクトルを解くことで求めてきました。
これによって、3つあった変数が、第2主成分までで82.7%の情報を集約することができました。ただし、この2つの主成分の性格が分からないと、何のために次元を集約したのか意味をなさないことになります。
まず主成分の軸の解釈をするために、主成分の係数であった固有ベクトルの値に注目します。
最大の固有値に対応する固有ベクトル(第1主成分)を横軸に、2番目に大きい固有値に対応する固有ベクトル(第2主成分)を縦軸に、変数(「コク」「香り」「酸味」)の散布図を描いてみます。
グラフから読み取れること
- 横軸第1主成分に最も影響を与えているのは「コク」
- 縦軸第2主成分に最も影響を与えているのは「香り」
