加速するモバイルシフトにより、さらにネイティブ広告の重要性が増す
下記の図は2011年Q4から2012年Q4までのトラフィックの量を示している。

モバイルデバイスから発生するWebトラフィックの比率を見ていくと、2011年Q4(12.59%)、2012年Q1(13.41%)、2012年Q2(16.63%)、2012年Q3(17.53%)、2012年Q4(23.14%)と増加している。今後もさらに増え続けるであろうモバイルデバイスからのトラフィックをいかに課金に結び付けていくかが課題と言える。
「モバイルのスクリーンはPCと比べて、明らかに狭い。だからこれまでPCで行ってきたようにディスプレイ広告を出稿しても、その面積で直接課金に結び付けるそのチャンスはとても小さい。そしてモバイルディスプレイ広告のCTRは0.4%。そのうち47%が間違えてクリックしてしまったもの、18%が詐欺・不正利用だ」とジャスティン・チョイ氏は指摘する。

それに比べて、ネイティブ広告プラットフォームであるNativoのCTRは1.65%と高い数値だ。つまりネイティブ広告はモバイルデバイスとの相性がよく、モバイルシフトが進む環境下では、ネイティブ広告の重要性はさらに増していくと言えるだろう。
「これからのブランドはブランデッド・コンテンツをネイティブ広告と組み合わせて、モバイルで施策を行っていくべきだ」とジャスティン・チョイ氏は語り、講演を締めくくった。