Web/メール用をはじめWebサービス提供プラットフォームにも、多様化するVPS利用
ユーザーを大きく切り分けると、まずはメールやWebなど、インターネットサーバーとしての利用がある。
「これまでは、メールのアカウント数や送受信数の増加に伴い、VPSを検討するというケースが多かったのですが、近年、VPSの自由度がより評価されるようになり、Webアプリケーションをより低コストに運用するために、専用サーバーの代替として、VPSを希望するケースが増えてきました。セキュリティやバックアップ機能も整っていることから、VPSへの引き合いは非常に多くなってきています」(三好氏)。
もともと「WebARENA SuitePRO」には、ウイルスチェックやデータベースがあらかじめ備わっており、共用サーバーのように管理ツールも充実しているため、専任技術者を駐在させる必要がない。CMSを利用したサイト更新や、データベースと連動したWebカタログの構築、ブランドごと異なるドメインの一括管理など、多様なニーズがあっても、これまで専用サーバーの管理の難しさに躊躇していた人は少なくない。そうしたユーザーをも取り込む形になったのだろう。
また、近年ニーズが高まっているのが、ポータルサイトやWebサービスのプラットフォームとしての利用である。
「分野としては携帯電話やブロードバンドなどの普及がカギとなり、携帯電話向けのサービスやコンテンツ提供型のサービスが増えています。また、そうしたサービスのテスト運用やキャンペーンといった短期使用にも使われています」(三好氏)。
さらに、自社サービス用としてだけでなく、SNSやブログを構築してプラットフォームごと他社に提供するなど、OEMのように「WebARENA SuitePRO」を利用する事業者も増えてきたという。
「以前からWeb制作会社ではよくあったことなのですが、『WebARENA SuitePRO』はバーチャルドメインやFTPアカウント数を無制限に増やせこともあって、近年ではSNSやブログなどシステム系の企業でもOEM的な利用が増えてきました。複数ご契約いただいている方も少なくありません」(三好氏)。
このように、インターネットの成熟とともに利用目的も多岐に渡るようになってきた。プラットフォーム上にアプリケーションを多数用意するホスティング事業者も登場しているが、NTTPCコミュニケーションでは、あえて「プラットフォームとしての信頼性」に注力していく戦略をとっている。
「これからもIT技術は変化するでしょうし、多様化するでしょう。それを数多く集めるよりも、まずはプラットフォームとしての信頼性や快適性を追求していく方が重要だと考えています。その上で、一人ひとりのお客様の『したいこと』に耳を傾け、経験に基づく提案やノウハウ提供ができることが強みだと自負しています」(三好氏)。
NTTPCコミュニケーションが誇る、プラットフォームの「信頼性」と経験に基づく「サポート力」とは何か。具体的な事実や機能から検証してみよう。
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