ウェブ解析、広告はマルチスクリーンを超えた先へ
今までのウェブ解析では、複数デバイスにおけるユーザー行動は把握することが難しく、デバイスを超えて、デバイスごとのウェブ広告、ユーザーの獲得施策を実施することは非常に困難でした。仮説をもとに試行錯誤を繰り返し、デバイスごとに手探りで施策を展開していくことが精一杯だったのです。
しかし、モバイルで検索して特定サイトを訪問し、そのあとにPC、もしくはタブレットで同じサイトに訪問した場合、ウェブサイト側でそのユーザーが同一のユーザーと判別できるのであれば、ウェブ広告の手法も変わってきます。このデバイスを超えたウェブ解析、広告の取り組みは、すでにはじまっています。
ウェブ解析の進化形「 ユニバーサル アナリティクス 」
今までまとめてきた、マルチスクリーン時代のウェブ解析、広告の課題を解決できるであろう機能が、Google アナリティクスの「ユニバーサル アナリティクス」です。
ユニバーサル アナリティクスは、2013年3月にパブリックベータとして公開されました。2013年4月現在、Google アナリティクス を利用しているすべてのユーザーが、ユニバーサル アナリティクスを利用可能になりました。
ユニバーサル アナリティクスの最大の特徴は、マルチスクリーンにおけるセッションを超えたユーザーの解析機能です。ユーザーのアクセスを今までのように「セッション」という捉え方だけではなく、「1人のユーザーの動き」として捉えることができます。1人のユーザーがさまざまなデバイスからアクセスしてきた場合、同一ユーザーのセッションとしてデータを収集し、これによって今まで複雑で困難であったマルチスクリーン解析、マルチデバイスにおけるユーザーアクセス解析が容易に実現可能になります。
