SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

あなたのお店を繁盛店に!LINE@活用術

LINE@をはじめよう!サービスの理解から戦略立案まで【第1回:あなたのお店を繁盛店にするためのLINE@活用の法則】


LINE@の3つの強みを押さえよう

 LINE@の強みは、大きく分けると3つあります。ひとつずつ、解説していきます。

1、お客さまに「最も近い」スマートフォンにアプローチできる

 LINE@の強みの1つは、お客さまにとって最も身近なデバイスであるスマートフォンにアプローチできるツールであることです。多くの生活者が、スマートフォンサイトを利用して情報収集や買い物、動画の視聴や電子書籍の購読、移動中のゲームなどで、日々の生活の「すきま時間」を埋めています。

 このようなライフスタイルの変化によって、ビジネスにおいてもスマートフォン対応の必要性は急速に高まっています。LINE@はスマートフォンへのメッセージ配信として最も有効な手段として登場しました。お客さまの傍らにあるスマートフォンにアプローチできるツールを手にすることは、ビジネスにとって大きな意味を持つのです。

2、「読まれやすい」メッセージ

 2つ目は、配信した情報の「読まれやすさ」にあります。お店から配信したメッセージは、LINEのアプリを開かなくてもプッシュ通知でスマートフォンの画面に表示されます。そのため、お客さまはお店からのメッセージに即座に気が付きます。さらには、クーポンなどのメッセージも、家族や友人からのメッセージに混ざって届けられるため、メールマガジンなどに比べて「開封率」が非常に高くなります。

3、販売促進ツールとしての「手軽さ」

 そして3つ目は、販売促進ツールとして使えることにもあります。中でも特徴的な機能の1つが「クーポン配信」です。お店のLINE@アカウントを登録してくれているお客さまに対して「今なら全員10%OFF!」「抽選で5名に唐揚げ増量サービス!」など、お得なクーポンを配信できます。チラシ作成やDMの配布よりも低コストで、専門知識や準備の負荷も少なく販売促進ができるツールであるため、小さなお店でも導入しやすくなっています。「手軽」なツールでありながらも、高い効果が望めるサービスなのです。

LINE@の基本的な機能を理解しよう

 今回の連載では、LINE@を効果的に活用するために役立つ法則を紹介していきます。まずは具体的なテクニックを読み進めていく前に、LINE@が持つ基本的な機能を理解しておきましょう。

お客さまは簡単にアカウントを登録できる

 LINE@でお客さまにメッセージを届けるためには、お店のLINE@アカウントを友だち登録してもらう必要があります。その登録方法はいたって簡単です。LINEの友だち追加画面でお店のアカウントのIDを検索してもらうか、QRコードを読み取ってもらいます。お客さまのアプリ上にアカウントが表示されたら、[追加]を一度タップしてもらって登録完了となります。メールマガジンのように個人情報を入力したり、メールを一度受信しURLから本登録を行うなどの手間は一切ありません。

メッセージや画像を配信できる

 お客さまにアカウントを登録してもらうと、お店からお客さまにテキストメッセージや画像を届けられるようになります。魅力を伝える文章と写真で、新商品の紹介やイベント情報の告知ができます。

PRページでクーポンを作成できる

 PRページの機能を利用すると「クーポン配信」がとても簡単に行えます。これまでお得な情報を届けるためには、メールマガジンの配信やチラシ配布などが一般的でしたが、お客さまの手元に届けるまでには相当な手間と時間が必要でした。これに対してLINE@では、パソコンが一台あれば、いつでもお客さまにクーポンを届けることができる手軽さがあります。またクーポンの開封数や利用数などのデータも管理画面で確認することができるため、施策の改善に生かすことができます。

次のページ
アカウントの戦略を立てよう

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
あなたのお店を繁盛店に!LINE@活用術連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

松田 かおり(マツタ カオリ)

株式会社トライバルメディアハウス SMMコンサルティング部 チーフ シニアコンサルタント。中小企業診断士。トライバルメディアハウスに入社後、ソーシャルメディアマーケティングの黎明期から大手クライアントのプロモーション支援に従事する。その後、現部署の立ち上げにともないコンサルタントとなり、戦略策定や運用支援などの多数のプロジェクトを率いる。現在はチームリーダーとしてコンサルタントを束ねる傍ら、LINE@の開設・運用支援サービスなどの新規プロジェクトを立ち上げ、牽引している。共著に『Facebookマーケティング戦略』(翔泳社)がある。

【関連リンク】
トライバルメディアハウス

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

植原 正太郎(ウエハラ ショウタロウ)

株式会社トライバルメディアハウス SMMコンサルティング部 アナリスト。慶応義塾大学理工学部卒業後、トライバルメディアハウスに入社。国内外のデジタルマーケティングに関する最先端の動向の調査や分析に携わり、クライアントのマーケティング戦略策定やコミュニケーションプランニングに携わる。ライターとしても活動し、講談社現代ビジネス「ソーシャライズ!」での連載、ウェブマガジン「greenz.jp」での執筆を通じて、テクノロジーによる社会の変革について発信している。

【関連リンク】
トライバルメディアハウス
・ブログ:little_shotaro’s blog

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2013/07/02 12:06 https://markezine.jp/article/detail/17915

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング