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[海外SEO SEM]Webサイトのコピーが「直訳」ではダメな理由 映画の字幕のようにTranscreationを実施しよう

SEMを行う場合はTranscreationで

 海外向けのSEMに取り組む企業から、日本で利用しているキーワードリストや広告文をそのまま翻訳して出稿したいという要望をいただくことがあります。しかし、残念ながら、これでは適切な海外SEMは行えません。

 キーワード、広告タイトル、広告文がターゲット地域に即したメッセージ性の高い、Transcreationによってコピーライティングされたものである必要があります。また、Transcreationを行うには、現地のマーケティング・リサーチが実施されているのはもちろん、企業そのもの、また提供するサービスがどういったポジションにあるか、自社分析も必要です。

NativeではなくNative Professionalが必要

 海外SEMを行う際には、よくNative(ネイティブ)の協力が必要だと言われますが、それだけでは不十分です。ただ英語ができるというだけでは、現地のSEM専門家には太刀打ちできません。日本語が話せるからといって、日本人全員が効果的なSEO SEMを実施できるかどうか、考えればわかりますよね。

 当たり前のことなのですが、意外にできていない企業が国内外に多数あります。日本企業のグローバル化はまだまだこれからです。海外マーケティングを行う場合は、SEMを理解したNative ProfessionalによるTranscreationを意識して、一歩一歩経験を積んでいきましょう。

 なお、外国語もできるSEMの専門家は非常に数が少ないです。もし見つからない場合は、「翻訳」⇒「コピーライティング」と、2者に分けて依頼するのも1つの手段です。詳しくは拙著『海外SEO SEM』をご参照ください。

Transcreationのまとめ

  • 言葉を正確に訳すのが翻訳、メッセージを適切に伝えるのがTranscreation
  • 海外SEMは翻訳ではなくTranscreationが必須
  • Nativeではなく、SEMを理解したNative Professionalが海外SEM成功の秘訣

 

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この記事の著者

山岸 ロハン(ヤマギシ ロハン)

株式会社インフォキュービック・ジャパン 代表取締役

1974年生まれ。留学のためアメリカに渡米しMinnesota State University, Mankatoを卒業。1998年より米国にて検索エンジンマーケティングに従事、SEO、リスティング広告のノウハウを習得。5年をかけて世界中に検索エンジンマーケテ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2013/07/04 08:00 https://markezine.jp/article/detail/17984

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