ニフティとコムニコが行ったソーシャルメディアにおける「終活」についての調査によると、「“終活”という言葉を知っていましたか」に対し、全体の62.8%が「知っていた」と回答。20代59.0%、30代64.0%と比較的若い年代においても認知されている。また、全体の19.0%が「自分の死後のソーシャルメディアの扱いについて考えたことがある」と回答しており、特に40代は23.0%と最も高くなっている。
仮に家族が亡くなった場合、その友人・知人たちに対してソーシャルメディアを通して亡くなった事実を伝えたいと思う人は34.6%で、家族ではなく自分自身についても、31.2%が「ソーシャルメディアを通して伝えてほしいと思う」と回答している。「事実を伝えてほしいと思う」人のうちお通夜や告別式等の連絡については、家族の場合も自分の場合も60%以上が「伝えたい(伝えてほしい)と思う」と回答した。
また、ソーシャルメディアの情報(投稿された記事や写真、コミュニケーションの記録など)については、家族の情報は「残したい」「どちらかと言うと残したい」が合わせて49.2%であるのに対し、自分の情報は「残したくない」「どちらかと言うと残したくない」が合わせて71.6%となった。
「ソーシャルメディアの“終活”は重要だと思う」と回答したのは全体の39.0%。年代別では、50代が47.0%と最も高く、次いで40代の42.0%、20代の39.0%となった。
【調査概要】
・調査対象:自身およびその家族がソーシャルメディア(Facebook、Twitter、mixi、LINE、Google+、ブログなど)を利用する20歳以上の男女
・サンプル数:500人 性年代均等割付(20代、30代、40代、50代、60代以上)
・調査期間:2013年7月31日(水)~8月 5日(月)
・調査方法:インターネットによるアンケート調査
※調査結果の数値は、小数点第2位以下を四捨五入して表示。
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