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Web2.0の境界で振り返る、オンラインマーケティングの10年

2006/05/21 00:25

このコラムでは、「オンラインマーケティング」にまつわるテーマをIT業界のキープレイヤーの方々とチャットを利用して対談をしていきます。記念すべき第一回目はCNET Japanのブログ『情報化社会の航海図 』でもお馴染みの渡辺聡氏との対談です。 今、業界をにぎわせているマジックワード「Web2.0」を意識しつつ、オンラインマーケティングの10年を振り返ります。

遊談相手
渡辺聡
渡辺聡(わたなべ・さとし)
神戸大学法学部(行政学・法社会学専攻)卒。
NECソフトを経てインターネットビジネスの世界へ。個人事務所を設立し、テクノロジー、インターネット企業を中心にコンサルティングサービスを提供している。日常の活動状況は事務所Blog SW's memo / 渡辺聡事務所 を参照ください。

俺には、誰かと喋らせろ!

四家
まずこの企画のタイトルなんですが『四家正紀のネオコミュニケーション遊談』編集部が決めてきたんですが、これでいいんじゃないかと思います。月1回、僕が選ぶ対談相手と「オンラインマーケティング」にまつわるテーマで、チャット対談をやっていく、そんな企画です。で、そもそも今回こういう企画をやろうと思ったきっかけなんですが、すでに僕は拙著の中で2回ほどチャット対談を実施してまして。
渡辺
やってますよね。
四家
本を作るという作業の中でやっていて面白かったのは、あの企画だけだったんです(笑)。もう原稿を書くのが苦痛で苦痛で。で、なんでだろって考えてみたんですが。
渡辺
ふむふむ。
四家
僕ぐらいの独創性しかない人間が何か文章を書くときには、実は構成要素の半分くらいはすでにGoogleで調べれは出てきそうなことなんですよね。もちろん、それをあるコンテキストで並べて読める文章にするという行為には一定の価値はあるわけなんですが。
渡辺
編集価値ですね。
四家
そうです。だから無駄な仕事をしているつもりはないんだけど、問題はね、つまんないの(笑)。やってる本人が。
渡辺
そこから始まってしまうわけですね、このやりとりはw
四家
そうです。多分書きながら何かを発見できる人は、完成された原稿を作り上げるところに喜びとか達成感があるんだろうけど。
渡辺
私は書かないと分からない人かもしれません。喋るモードと書くモードが違います。口と手は別回路。繋がってません。
四家
手にしっかりと技術があるからですよ。
渡辺
それぞれの技術って別なんですよね。今更ながらの話ですけど。書くことは喋れないし、逆も然り。
四家
そうだと思います。なので今回原稿依頼が来たときに、書くのは書ける人に任せようと。俺には喋らせろと。
渡辺
餅は餅屋。
四家
お互いの脳の中から、まだGoogleにインデックスされていないネタを引っ張り出すようなことをやりたいわけです。
渡辺
DeepWebですね。そもそも、誰かの話から「あ!」と思ったり、「それ違くね?」などと外からの刺激でキックされたのではなく、単に自問自答して出てきたコンテンツって自分の中で完結してしまって、ネズミが一箇所で回るようにぐるぐるしてしまうケースがあるんですよね。文章が閉じてしまう。これは、全然、他人事じゃないんですけどw
四家
ああ、論旨に乱れはないけど、小さく完結するとか。
渡辺
自問自答になっちゃうとか。いずれにしても、発展性が無くなってしまう場面はしばしば見ます。
四家
ありますね。それも自覚があればいいんだけど。
渡辺
なので、言葉を開く場と閉じる場は別領域で設計するようにしています。いまのところ。リアルで集まる勉強会なんかは開くことに対応出来るようにとか。
四家
僕は意図的には設計していないんですが、書くのと喋るのではそもそも人格が違うんじゃないかと。
渡辺
それはあるでしょうね。攻撃性とか性格とか、あきらかに違っているケースはもうそこら中で出会います。
四家
なので、たとえば文章で知られることの多い渡辺さんの、別の人格から、まだGoogleにインデックスされていない、情報ともいえない断片みたいなものを雑談の中から引っ張り出せれば面白いかなと。
渡辺
しまった、いろいろバレてしまうではないか!w

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