このシステムは、オープンな市場でRTB取引が可能なメディア在庫に限らず、日本マイクロソフト向けに独自に構築したプライベートエクスチェンジを通じて、プレミアム媒体に対しても高度なデータ主導型の戦術やリザルトラーニングの活用が可能になる。
インターパブリックグループ(IPG)傘下のメディアブランズオーディエンスプラットフォーム(MAPジャパン)のグローバルオフィスが提供するマーケティングサービスプラットフォーム「Cadreon」は、DSPやDMPの組み合わせにより、高度かつ最適なディスプレイ広告の戦術の組み合わせを提供。さらにCadreonは、DMPや独自のプライベートエクスチェンジを含めたデジタルメディアバイイングのプログラマティック領域において、プラットフォーム・ワン、モデューロと共に新たなサービススキームを開発し、2013 年からスタートした日本マイクロソフト向けのサポートを加速させる。
この取り組みは、プラットフォーム・ワンの「MarketOne」が提供するターゲティング機能と、「YIELD ONE」が提供するブランドセーフに則ったプレミアム媒体社のみで構成され、プライベートエクスチェンジを含めた、安全かつ先進的な独自の広告ネットワークとなっている。
同時にMAP ジャパンは、モデューロが提供する「AudienceOne」を活用することで、2.0億ユニークブラウザを超えるオーディエンスデータをベースとしたプランニング機能を「MarketOne」と連携。実績をもとにした配信面の最適化、リザルトラーニングによるプライベートエクスチェンジの構築を実現する。また、ニューリーチの獲得やリピーターコントロール等にも活用している。
MAP ジャパンは、Turn、TubeMogul、DBM、DataXu、AppNexus、MediaMath、AOPなどのグローバルプレイヤーおよび日本国内のDSP、DMPプレイヤーを評価し、複数のサービスを組み合わせた連携と活用することで、広告主にサーチ、ビデオ、モバイル、ディスプレイ、ソーシャルメディアなとのバイイングプラットフォームに最適なソリューションを開発。また、Reprise Mediaとも連携することで、KENSHOO等サーチ領域のプレイヤーともサービスを連携している。
また、インターパブリックグループ(IPG)は世界有数の広告エージェンシー兼マーケティングサービスグループ。グローバルブランドには、BPN、Draftfcb、フューチャーブランド、ゴリンハリスインターナショナル、Huge、イニシアティブ、ジャックモートンワールドワイド、ロウアンドパートナーズ、マグナグローバル、マッキャン、モメンタム、MRM//McCann、オクタゴン、R/GA、UM やウェーバー・シャンドウィックなどがある。
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