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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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イベントレポート

「Google アナリティクス プレミアム」と「DoubleClick」の連携で実践するカスタマージャーニー分析

どんな行動?という「一連の行動」を追うことが可能になった

 これまでもGoogle アナリティクスで「接触」「比較・検討」「コンバージョン」という一連の行動を追うことは出来ました。しかし従来のGoogle アナリティクスにおけるユーザーは、ブラウザが発行するCookieで識別されます。

 つまり同一人物であっても別の端末やブラウザからアクセスすると別人として認識されるため、厳密に「個」を追うことが出来ませんでした。しかしGoogle アナリティクスの新バージョンであるユニバーサル アナリティクスには、「個」を識別する会員IDなどを取得することで、デバイスを横断した同一人物の行動を認識できるようになりました。

 ユニバーサル アナリティクスには外部のデータをインポートする機能が加わりました。デバイス間のみならず、CRMなどの外部データとオンラインのデータを繋げることで、オンラインからオフラインの行動も認識できるようになりました。

 例として住宅メーカー様のケースをお話します。Google アナリティクスのオンラインデータとCRMのオフラインデータを紐付けることで「広告Aは、オンラインのコンバージョンである資料請求が多いがその後の住宅展示場での成約率は低い」「広告Bは、オンラインのコンバージョンである資料請求が少ないのに成約率が高い」といった分析が可能になります。

 これによって最終的なビジネスゴールである契約数を伸ばすためには「広告Bにもっと投資しよう」という意思決定につなげることもできます。最終コンバージョンがオフラインで成される生命保険やウェディング系などのビジネスではご活用頂けると思います。

 そして本日のメインであるGoogle アナリティクス プレミアムとDoubleClickとの連携によって、広告をクリックした「クリックスルー」のデータだけでなく、広告を見た(インプレッション)がその場ではクリックしなかった「ビュースルー」も把握できるようになりました。

 Google アナリティクス 単体ではウェブサイト内におけるユーザー行動しか把握できませんでしたが、認知フェーズにおける広告のインプレッションが、その後のユーザー行動に及ぼす影響も把握できるようになります。

 DoubleClickとの連携により、Google アナリティクス プレミアムでのコンバージョン経路のレポートにディスプレイ広告のインプレッションが加わります。

 今ご覧頂いているのは弊社が提供しているサービスサイト「shutto.com」のレポートです。登録者数をゴールとし、初回接点がインプレッションのものを抽出した結果です。ディスプレイ広告による複数回のインプレッションを経て、オーガニック検索経由で来訪するパターンが多いことがわかります。

 通常であれば初回訪問がオーガニック検索経由というユーザー行動しか把握できませんが、DoubleClickとの連携によって認知フェーズ、接触フェーズ、検討フェーズ、コンバージョンという一連の行動における広告の貢献度が把握できるようになります。

 ユニバーサル アナリティクスという次世代のGoogle アナリティクスの進化、そしてGoogle アナリティクス プレミアムとDoubleClickとの連携によって実現できるこれらの特徴を総合すると、どんな人が、どのような一連の行動で、ゴールに至るかが定量的に見えてくるはずです。

 ではイーグルアイ社と共同で実施した「Google アナリティクス プレミアム」と「DoubleClick」との連携を行ったマーケティング事例をイーグルアイ社の近藤様からご紹介いただきます。

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広告以外の流入も同一環境で計測、広告効果の適切な判断を

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この記事の著者

齋藤 麻紀子(サイトウ マキコ)

フリーランスライター・エディター

74年生まれ、福岡県出身、早稲田大学第二文学部演劇専修卒業。 コンサルティング会社にて企業再建に従事したのち、独立。ビジネス誌や週刊誌等を通じて、新たなビジネストレンドや働き方を発信すると同時に、企業の情報発信支援等も行う。震災後は東北で起こるイノベーションにも注目、取...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/06/18 14:00 https://markezine.jp/article/detail/20239

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