いよいよリリース!「AppBank SSP powered by Ad Generation」
「You are my friend!」をモットーに掲げるiPhoneの総合サイト「AppBank」。2008年10月にスタートしたAppBankは、今日では月間PV1億3,000万超、月間UUは1,400万人、メディアアプリ総ダウンロード数は160万を超える巨大メディアに成長している。モバイル端末からのアクセスが9割を占め、ユーザーの男性比率が9割弱を占めているのも特徴だ。
「AppBankのサイト自体は、iPhoneが登場した約1か月後にスタートしました。iPhoneが登場した時に、PCと同じような、もしくはそれを超えるようなインターネットの世界ができるだろうという直感から、スタートしたメディアです。当初はiPhoneから始まりましたが、今はAndroidも含めスマートフォンの世界で人を楽しませる事業に拡大しています」(脇氏)
今回、AppBankはmedibaと業務提携を行い、medibaが運営する媒体社向け広告配信プラットフォーム「Ad Generation(アドジェネレーション)」のシステムを、「AppBank SSP powered by Ad Generation(以下、AppBank SSP)」としてリリースした(関連記事はこちら)。
これまでにもAppBankは、アプリデベロッパー向けのサービスをいくつか提供している。「デベロッパーの方たちがアプリを作らなくなってしまうと、AppBankもダメになってしまいます。彼らが気持ちよくアプリを開発できて、ビジネスを拡大していけるような便利なサービスを提供して、デベロッパーにとって良い環境を整えていかなくては、と。そこから自分たちができることを考えて、3年ほど前にAppBank Network(アドネットワーク事業)を始めました。その流れでデベロッパー向けの様々なサービスを出していき、今回リリースしたAppBank SSPのもその一環です」と脇氏は語る。
最後発のSSPだからこそ、アドジェネにできること
一方、medibaが提供する「Ad Generation(以下、アドジェネ)」は、昨年の12月にスタートしたSSPサービス。リリースから半年で70億imp、3,000メディア数を突破した。もともと同社は、「mediba ad(メディーバアド)」というスマートフォン向けのアドネットワーク事業を行っており、その知見を活かして開発したのがアドジェネだ。
「SSPのサービスを提供している会社はすでに20社程度ありますが、その中でもアドジェネは最も後発でした。昨年の12月にリリースしてから半年は、プロダクト強化に集中していて、ビールナイトくらいしかアドジェネをアピールするようなことはやっていなかったですね(関連記事はこちら)。
アドジェネの知名度がまだなかった頃に、アプリデベロッパーのハートをわしづかみにしているAppBankと出会いました。一方でデベロッパー側が、SSPやアドネットワーク事業に参入する事例も増えています。そのような会社のプロダクトは、管理画面の作り込みなど、デベロッパーのかゆいところに手が届くサービスになっているんですね。デベロッパーの心がわかる。そこは僕たちには欠けている部分だったので、そこに強みを持つAppBankと何か一緒にできないかと思い、そこから始まりました」(池田氏)