オールアバウトが運営する「生活トレンド研究所」は、「ネットショッピング・ネットオークション・ネットフリマの利用実態」に関するアンケート調査を実施した。
意外に低い?ネットフリマの認知度
首都圏在住の20~69歳の男女1,115名に対し、ネットショッピング・ネットオークション・ネットフリマの利用経験と利用頻度について聞いたところ、「ネットショッピングを利用したことがある」と答えた割合はどの年代でも9割を超え、全体で95.2%と高い割合で利用経験があることがわかった。
一方で「ネットオークションを利用したことがある」と回答したのは全体では約半数に留まった。年代別に見ると男女共に30・40代の利用率が高い(30代:男性71%・女性59%/40代:男性60%・女性59%)ことが明らかに。
そしてネットフリマの利用については、「サービスを知らない」「サービスを知っているが利用経験が無い」と回答した割合がどの年代も約8割に。最も利用率が高い20代では、男性で28.3%、女性で19.8%と男性のほうが利用経験があることがわかった。
ネットショッピングの利用はもはや一般的
各サービスの利用頻度をみると、ネットショッピングを利用している人で「2、3週間~月に1回程度利用する」と回答した割合が全年代で約半数以上に。週に1回以上と頻繁に利用している割合は全体で15.2%で、中でも30代男性が22.3%と最も高く、ネットショッピングの「ヘビーユーザー」であることがわかった。
一方でネットオークションは「月に1回程度~半年に1回程度利用する」と回答した割合が多く、日常的な利用は少ないことがわかった。そしてネットフリマは、最も利用率の高い20代で「毎日使う~半年に1回程度の利用」と回答し、使用頻度にばらつきが見られた。
各サービスが最も利用されているのは「平日夕食後~就寝前」
また、各サービスを利用している時間帯を利用しているデバイス別で聞いたところ、ネットショッピング、ネットオークション、ネットフリマ全てのサービスに共通して「平日の夕食後~就寝前」に利用すると回答した割合が最も高かった。次いで「休日の夜」に利用されていることがわかった。
また、使用しているデバイスは、ネットショッピングは全体の7割がPCから利用しており、スマートフォンからの利用は全体の約3割に留まった。年代別にみると、20代では約5割がスマートフォンから利用していた。一方ネットオークションは、全体の約半数がPCからの利用、スマートフォンからの利用は約2割に留まった。
【調査概要】
調査期間:2014年8月5~9日
調査対象:首都圏(東京、埼玉、神奈川、千葉)の20~69歳男女
調査方法:インターネット調査
有効回答:1,115
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