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アクセス解析徹底活用ガイド

【勝手にサイト診断】メルシャンのWebページに足りないものは?


普通の人の視点を心がける

 もちろん、商品の個性は大切ですが、これではせっかくサイトを見にきた人が操作に迷ってしまいます。操作性の統一は、製品やサービスにとって最重要のテーマ。とくに、多くの人が訪れるWebページは、見る人が戸惑わないよう使い勝手をキッチリ統一する必要があります。

 使いやすさを実現するには、自社のサイトを見にきてほしい人をある程度想定することが大切です。というのも、Webページの使いやすさの基準は、世代や性別によって若干の違いがあるからです。

 「この新製品はぜひ若い女性に買ってほしい」というのなら、彼女たちが使いやすいと思える作りにしなければなりません。シニア向け商品のサイトなら、ページの文字の大きさを自由に変更できる仕組みや、目的のボタンを簡単にクリックできる工夫が必要です。

 ちなみに、この仕組みを見習いたいなら、家電メーカーや自動車メーカーのサイトが参考になります。たとえばマツダのサイトでは、スポーツカーもファミリーカーも各ページのメニュー位置は同じ場所に統一されています。それでも、写真や掲載内容の工夫により、まったく違う訴求効果が実現できています。

 自社サイトを構築する際は、「見てほしい人(ターゲット)を決めること」と「決めた対象者が使いやすいと感じるボタン配置を決めて、統一感を出すこと」の2点が大切なのです。

 したがって、Webページのデザインをプロのデザイナー任せにしてはいけません。「普通の人がフツーに使いやすいページを作ること」が大事です。ひょっとすると、「ネットには疎い」と公言している人の意見が一番有意義なのかもしれませんね。

この記事は夕刊フジに掲載済みの記事を再構成をして掲載しています。転載前の記事は夕刊フジブログへどうぞ。

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この記事の著者

坂上 賢治(サカウエ ケンジ)

デジタルフォレスト社勤務のコンサルタント。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/11/22 11:31 https://markezine.jp/article/detail/2113

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