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必勝シナリオを搭載したMAツール「Probance One」 中小EC企業の導入障壁を下げ市場拡大へ

EC先進国の仏、実店舗を持つブランド企業もMAに着手

押久保:フランスは、ヨーロッパの中でもEC先進国だと聞きました。ブレインパッドと提携されてから、日本市場との違いなど、感じられることはありますか?

ドゥエム:そうですね、ブレインパッドとは長いお付き合いになりますが、日本市場は消費者の変化も早く、難しいところがあります。

 日本でもそうかもしれませんが、ヨーロッパでの基本的なECツールは、大きく分けて新規顧客獲得ツールと、既存顧客のロイヤルティ向上ツールの2つがあります。5年ほど前までは、ヨーロッパの企業も大きな投資をして新規顧客の獲得に力を入れていましたが、この1~2年は市場の成熟と不況の影響もあり、既存顧客の育成に軸足が移っています。そのため、メッセージのカスタマイズやマルチチャネル対応が広がってきています。

 最近ではEC専業企業ではなく、実店舗を持つブランド企業も、ツールを活用した個々人へのレコメンドやメッセージ発信に取り組み始めています。

佐藤:プロバンス社と私たちがより重視しているのは、顧客の育成・維持です。ヨーロッパと日本の違いを言うなら、例えば在庫がなくても向こうではどんどん販売してしまいますが、日本だと絶対にNGですよね。そういった文化的な違いはあると思います。

日本市場での必勝8パターンのシナリオをあらかじめ搭載

押久保:では、今回リリースされたMAツール「Probance One」についてうかがいます。先の話にも通じますが、こちらは日本市場に特化した独自ソリューションとして開発されたそうですね。

ドゥエム:ええ。日本市場でのこれまでの経験を元に、日本で効果があるシナリオを厳選してあらかじめ搭載しています。「Probance Hyper Marketing」はオールインワンのツールで、あらゆるチャネルを統合したキャンペーンを実行・管理し、データマイニング機能も搭載しています。一方「Probance One」は、そこへベストプラクティスを加え、インターフェースもさらに直感的にしました。

押久保:これまでの日本市場での知見を元に、高い効果が見込めるシナリオがすでに組み込まれているんですね。

東:はい。「カートリマインド」「クロスセル」など8パターンに厳選して搭載し、併せてメールのテンプレートも入れています。データをアップし、シナリオを選び、メールを登録するという3ステップでMAをスタートすることができます。

 もうひとつ、こだわったのは価格設定です。中小のEC専業企業や、大手企業内でもまだ小規模なEC部門が導入しやすいように、初期費用0円・月額8万3000円~に設定しました。これだと年間100万円に収まるんです。

次のページ
中小企業のMAツール活用で、日本のEC市場を活性化

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

押久保 剛(編集部)(オシクボ タケシ)

メディア編集部門 執行役員 / 統括編集長

立教大学社会学部社会学科を卒業後、2002年に翔泳社へ入社。広告営業、書籍編集・制作を経て、2006年スタートの『MarkeZine(マーケジン)』立ち上げに参画。2011年4月にMarkeZineの3代目編集長、2019年4月よりメディア部門 メディア編集部...

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MarkeZine(マーケジン)
2015/08/27 11:00 https://markezine.jp/article/detail/22906

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