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TVと共生するTwitterの新たな動画広告フォーマット「Amplify」


短いフォーマットで重要なのは、違和感のなさ

MZ:お話を聞くと10秒以下の短いフォーマットのコンテンツが多かったように思うのですが、クリエイティブを作る際に意識すべきポイントなどはありますか。

高田:現在Amplifyに出稿される広告はもともとTVCMなどで使っている素材を再編集しているケースが多いです。しかしただでさえ15秒などのフォーマットで作られたものなので、そこから重要な部分を取捨選択するのはかなり大変です。そしてその際に意識すべきなのは、「いかにその後のハイライト動画などのコンテンツとの違和感がないか」だと思っています。これを意識するだけで、ユーザーの「これは広告だ」という意識がかなり薄まりますね。

MZ:確かに今までの事例を見ても、広告だと感じないくらい自然に入っていますね。

高田:他にも、さすがテレビ局の方だなと思った事例ですが、ドラマの本編とは別に撮影したスピンオフ動画を活用していたのには驚きました。通常の放送では見られない部分をTwitterで視聴できるようにすることで、スピンオフ動画も見た人と通常放送のみの視聴者とはコミュニケーションの取り方が変わります。またスピンオフに出てくる製品が実はスポンサーの製品になっていて、Amplifyでも動画広告が自然な形で流れる。これにテレビCMなども組み合わせると、視聴者にはとても印象に残りますね。

またこれらの広告をどれか単発でやるだけでは意味がなくて、この事例からもテレビとTwitterというメディアは共生しあえる関係なのがとてもわかりました。

広がっていくコンテンツホルダー

MZ:最後に、今後のサービスの展望を教えてください。

高田:今後必要になってくるのは、コンテンツの親和性、つまりいかに広告と受け取られないような配信ができるかだと思っています。もちろん、それでいて、広告主のクリエイティブの良さも最大限活かされる形にしたいと考えています。

MZ:なるほど。まだまだコンテンツホルダーも増えていきそうな感じもありますが、そのあたりはいかがですか。

高田:もちろん視野に入れています。今取り組んでいこうと話を進めているのは出版社ですね。例えば、取材1つをとってもライブ感があるものなので、そういった素材をコンテンツにすることができます。

 また、出版社には編集された質の高いコンテンツが多くあります。ファッション誌などの売れ行きが落ちてきているといった話がありますが、ファッション自体のニーズは落ちていませんよね。そのニーズに答えられる力が出版社にはあると思うので、それを文字と動画の力を使って活用していくことができると思っています。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2015/10/27 12:12 https://markezine.jp/article/detail/23107

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