提携申請画面では、提携に期待を寄せてもらえるようにアピール
巨大なアフィリエイトネットワークであれば、参加しているECサイトの数は1,000社を超えています。つまり、いちアフィリエイトから見ると、提携候補先は「数え切れない程」あるということです。中には積極的なアフィリエイトサイト運営者もいて、ちょっとでも気になるところやサイトのテーマに関連しそうな企業に次々提携申請を出し、100社と提携したとしても10社中1社にすぎないのです。
そして、その中から「リンクを貼って実際にサイト上で紹介しよう」「トップページで力入れてしっかりと告知をしてみよう」となってくると、さらに数はぐっと絞られてしまうわけです。
「アフィリエイトサイト数が何万もあると聞いていたのに、実際にうちと提携してくれたのはわずか1000サイトほど。しかも実際にリンクを貼ってくれたサイトは半分もいない。何でだ!」とこぼす担当者もいるでしょう。
インターネットでビジネスを行う企業の多くがアフィリエイトプログラムを導入している現在では、アフィリエイトサイトと実際のリンクをともなう提携をしてもらう事自体が、特に中小オンラインショップにとっては、狭き門になってきているとも言えます。アフィリエイトネットワークが急成長している中、ECサイトとアフィリエイトサイトの数のバランスや力関係がどう変わるかにもよりますが、この状況は今後も続くと考えられます。
選択肢があふれかえっている中で自社を提携相手として選択してもらい、かつその際に「このページにリンクを貼って、こういう切り口で紹介をしてみよう」というところまでイメージしてもらうためには、提携申請の際に効果的な情報を提供してアフィリエイトサイトに強い興味を持ってもらうことが非常に重要なポイントになります。
提携メリットをはっきりと力強く、そしてコンパクトに訴えなくてはいけません。そのためには、繰り返しになってしまいますが、とにかくまずは自らがアフィリエイトサイトの立場でアフィリエイトネットワークに参加し、アフィリエイトサイトの視点から各社の紹介文や提携申請画面に掲載された情報を見て、
- この企業の名前は今まで知らなかったが提携してみたいと思った
- 主力商品として取上げられているものを、自分のサイトで紹介してみたい
- コミッション条件が魅力的に思えた
- 担当者がとても熱心に取り組んでいる印象を受けた
など、それぞれの印象を確認しながら、目を肥やしてゆくことです。2~3時間もかければ、駆け足で100社ほどを見て回れるでしょう。初期段階でのその程度の時間と労力は、その後の長い運用期間を考えれば、ほんのわずかなものです。
それでは、アフィリエイトサイトにとって何が提携先の魅力なのか、考えてみましょう。