大切なのは、自社メディアの情報を整理してDSPに伝えること
小澤氏は、実際にメディアがPMPに参加する際、メディアの特徴を整理して正しくDSPに伝えること、そして適切に値付けをすることの2つが大切だと指摘する。
今、広告枠の種類や数が膨大になり、メディア自身も管理しきれなくなっている。「どこに何の枠があり、何を配信しているのか、当社の感覚だと約7割の担当者が把握しきれていない状況」と小澤氏。枠の名前やカテゴリすら正しくつけられていない状態も多いそうだ。しかしそれでは、カタログがなく商品を選んでいるようなものなので、DSPの管理画面で入札するにも選びようがない。
fluctでメディアを支援する際には、枠名やサイトの説明文、サイズなどDSPに送られる情報をすべてコンサルタントが見直し、よりサイトや枠を魅力的に伝えられるように書き直しも手がけているという。
PMPを行うときに複数SSPの利用は絶対NG
最終的に収益の最大化を図るには、各取引での最適なフロアープライス設定が重要だ。ただし、究極的にはインプレッションごと、時間軸でも最適なフロアープライスは変わるので、この最適解をメディア自身が見つけるのはかなり難しい。特に気をつけなければならないのは、複数のSSPやアドネットワーク、アドサーバーを利用しているケースだ。このケースでは、それぞれのSSPやアドサーバーの中だけで個別最適されてしまい、サイト全体の本当の最適解がわからなくなってしまう。
小澤氏は講演中「PMPを行うなら複数のSSPやアドサーバーを利用することは絶対にオススメできません」と何度も警告を鳴らしていた。 「プロセスが見えないと、PDCAを回せず、改善もできません。データも分散します。PMPを行うなら多くの知見を持つ信頼できる事業者を1社選び、その会社と中長期的に付き合っていくべきだと思います」。
fluctでは、現在PMPによるマネタイズを希望するメディアに対し、冒頭で紹介したGoogleの「DoubleClick Ad Exchange」を紹介している。世界トップクラスのシステムに加え、Googleが保有する膨大な広告主リソースと高い親和性を持って接続をしていることが最大のメリットだという。すでに複数のプレミアムメディアが「DoubleClick Ad Exchange」の利用を始めており、単価や売上が倍増するなどの成果が上がっている。
小澤氏は重ねて、「今後のマネタイズにはメディアが広告枠の情報を正しく伝えることが何より大切」と強調する。「収益が上がっているメディアほど、枠の設定がきれいに整理されています。PMPの検討をきっかけに、ぜひ一度、枠の設定を見直していただければと思います」。
「DoubleClick AdExchange」によるマネタイズは
fluctにおまかせ!
fluctは、Googleの「サイト運営者向けGoogle認定パートナー」に、日本ではわずか2社の事業者のうち1社として認定されました。メディアの効果的なマネタイズを実現したい読者の皆様、まずこちらよりお問い合わせください。fluctが「DoubleClick AdExchange」を利用したマネタイズを提案します。
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