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動画マーケティングの最新情報・成功事例を紹介!「動研」出張版

【決定版】動画広告の役割、種類、指標…さあやりたい!と思った時に必須な基礎知識まとめ

動画広告の指標

再生回数/視聴回数

 再生回数/視聴回数とは、動画が再生された回数のことで、プラットフォームによって呼び方は異なるものの基本的に同じ概念である。ただし、プラットフォーム毎に、動画が自然(オーガニック)に再生される場合と動画広告として再生される場合で、カウントルールが異なっている点に留意が必要。

 YouTubeの場合、オーガニック再生であれば再生開始時点でカウントされ、動画広告の場合は課金時点(30秒未満動画は動画再生終了時点、30秒以上動画の場合は30秒経過時点)でカウントされる。Facebookの場合は、オーガニック、動画広告共に3秒経過時点でカウントされる。

離脱率/視聴者維持率

 離脱率/視聴者維持率とは、再生開始以降、動画から離脱した/動画を見続けた人の割合を示す指標で、同一の現象を裏返しに表現した概念である。この数値を見ることで、最初の3秒、5秒といった動画広告で重要となる冒頭のアイキャッチが機能したかどうかを測ったり、動画のある箇所が分かりにくく視聴意欲を削いでしまっていないか、といった事を検証する事ができる。

 また、一部の広告枠では離脱が少ないクリエイティブは視聴者に役に立つ広告とみなされ、広告入札で有利に取り扱われることで配信パフォーマンスが高くなることがある。

CPV/CPVC

 CPV(cost per view)とは、動画再生がカウントされた回数当たりのコストを示し、CPCV(cost per completed view)とは、動画が最後まで再生された回数当たりのコストを示す。メニュー枠の場合は最初からこの金額が決まっている場合もあるが、多くの場合、広告在庫の量、季節、ターゲティング、クリエイティブの離脱率、エンゲージメント率等の総合的な環境からコストが適宜揺れ動く。

エンゲージメント

 主にFacebookのいいね、シェア、コメント、Twitterのツイート、リツイート、YouTubeの評価、コメントなど、動画に関連したプラットフォーム上のアクションが行われる事を指す。「わざわざアクションするほど視聴者の心に響いた」ということを示すWebならではの指標で、この指標が高いことは、深い態度変容が期待できることを間接的に示唆する。

 また、運用型広告の入札の際に、エンゲージメント率の高いクリエイティブを有利に評価するプラットフォームもある。なお、動画の拡大再生、クリック、LPへの遷移なども含んで用いられる場合もあり、定義が使われる文脈によって異なることに留意が必要。

態度変容

 認知、関心、好感、利用意向といったブランドや商材に対する生活者の態度が、広告によってどの程度変化したか、ということ。意識面の変化であるため、調査はアンケートベースで行われ、広告接触者と非接触者を比較する。

 調査を実施する方法としては、YouTubeやDSPなどの動画広告の配信事業者自体が提供している、動画が配信される枠の中に、動画の代わりにアンケートを表示して調査を行う方法や、モニターパネルを有する調査会社と連携してモニターの中に広告接触者と非接触者グループを作り、調査会社のシステムを使ってアンケートを行う方法などがある。

転載元

 -【決定版】動画広告の役割、種類、指標などの活用基礎を学ぶ

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この記事の著者

小野 敬明(オノ タカアキ)

外資系コンサルティングファームにて戦略コンサルティングに従事した後、2014年に企業のデジタル動画マーケティングを支援する株式会社Viibarに参画。自社のマーケティング活動を統括すると共に、動画を活用したマーケティング戦略や、データを基にした動画の企画・制作メソッドの開発を行う。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/05/20 08:00 https://markezine.jp/article/detail/24305

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