動画広告市場は今後も拡大すると推測
今回は動画広告の市場規模についても調査・推計しました。媒体社への「動画広告売上」のヒアリングに基づく推計値では、2015年は500億円超、2016年は800億円を超えると推計・予測されます。
生活者がスマートフォンで動画コンテンツを視聴する機会も増えています。動画配信サービスのラインナップも拡大していますし、ソーシャルメディア上で投稿・閲覧されるコンテンツにも動画形式のものが多く見受けられるようになりました。また、スマートフォンに適した動画フォーマットとしてのタテ型動画にも着目が集まっています。
この状況の中、様々な動画広告商品もリリースされており、今後もさらに拡大していく市場となるでしょう。
インターネット広告市場のこれから
D2Cでは電通「日本の広告費」でモバイルが公表されなくなった2012年以降、4年間にわたりスマートフォン広告の市場規模推計をしてきました。スマートフォン広告がインターネット広告媒体費の過半を占めるまでになり、今後さらにインターネット広告全体の成長を牽引する原動力となっていくことは間違いないでしょう。デバイス別に集計しスマートフォンの成長を追う本調査も一定の役割を終えたのではないかと捉えています。今後は、別の切り口でインターネット広告市場の動向をウォッチしていきたいと思います。