事後処理(1) 順位変動が起こった時
当然、騒然とする順位変動とは、メインサイトのメインキーワードの順位が上がったり下がったりした時である。問題は下落した時だ。さぁ、ここで事前準備の(1)と(2)が生きてくる。
自サイトと同傾向の競合も落ちているならば、その傾向のSEOの評価が下がったと判断される。この場合、事前準備(2)のアンテナがあれば、順位アップしたSEOとダウンしたSEOを特定できる。もちろんアンテナには手を付けずに、主にメインサイトを手当てすることになる。が、アルゴリズム変更による順位下落のメンテナンスでは、注意するべきことがいくつかある。
SEO塾の見解では、YSTはアルゴリズムをローテーションさせているので、今ダウンしたといっても今後の更新でアップする、何もしなくても順位が回復する可能性がある。よって、脊髄反射で今までSEOの傾向を修正した場合、放置すれば元に戻る可能性を自ら断ち切ることになりかねないのである。
ベストの方策は、下がったSEOはそれとして、上がったSEOを突き止め、それを付加することである。例えば急上昇した競合サイトのSEOの傾向が、(b-2)で店長ブログを活用してバックリンクを稼いでいるようであったなら、こちらも同じことを追加実施するのである。
事後処理(2) アルゴリズムとペナルティ
自サイトが順位ダウンした時に、それがアルゴリズムの変更による普遍的なものなのか、フィルタ導入などによる特殊なペナルティなのか、判断が難しい。これはまた別の機会があれば解説したいが、「やれスパムとみなされ下落した」という反応は、できるだけ止めた方がいい。
例えば上記のケースで、アルゴリズムが(b-2)特定のバックリンクに高評価を与えたのにもかかわらず、(a)キーワードの記述に対するペナルティと誤判断した場合、タイトルの2つのキーワードを1つにしたり、見出しタグ内のキーワードを消したり、コンテンツ内のキーワードを削減したりとやるはずだ。これは方向が違うので、SEOがますます弱体化し、次の更新でさらに下落する可能性があるのである。
順位下落によるトラフィック減など、ビジネス的にダメージがあれば即刻リカバリーしたと思うのは常だろうが、誤判断による拙速にして過剰な対策は致命傷ともなりかねない。
ペナルティは余程のことであり、同傾向のSEOでありながら一部のサイトやページだけがダウンする、しかも下落幅も尋常ではないというケースでペナルティの可能性を疑うべきである。それ以外は、順当なアルゴリズムの変更とみなし、自分に足りない正しいSEOを強化する方向を採るべきなのである。

 
                    
                     
                    
                     
                    
                     
                    
                     
                    
                     
                    
                     
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                    
                                     
                                    
                                     
                                    
                                     
                                    
                                     
                                    
                                     
                                    
                                     
                                
                                 
                                
                                 
              
            