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ビッグデータから読み解くニューストレンド考察

お盆とオリンピックの影響は?データから読み解く、8月の最適なプレスリリース配信タイミング

8月に控えるビッグイベント“オリンピック”の影響は?

 2016年の8月には、お盆以外にもプレスリリース配信への影響が懸念されるビッグイベントがあります。それは、“オリンピック”です。

 オリンピックにかぎらず、大きなイベントの開催日周辺では視聴者・読者の興味関心がイベントへと移りやすいため、メディア側も掲載枠をイベント関連のニュースへと割く傾向があるとされています。このような通説から「イベントのニュースに掲載枠を取られてしまうかも……」という理由でプレスリリース配信を延期した経験のある方も多いのではないでしょうか。

 プレスリリースの配信を敬遠しがちな大きなイベントの開催日周辺。本当に記事になりにくいのでしょうか。@Pressで過去に配信したプレスリリースの掲載結果を基に検証してみましょう。まず手始めに、2014年のソチ冬季オリンピック周辺に配信されたプレスリリースにおける配信日ごとの平均記事掲載数をまとめてみました。

 オリンピックが開催された2月7日~23日までの平均記事掲載数は、特段多くもなければ少なくもありません。オリンピック開催前、開催期間中、開催後の掲載数の平均をとってみても、それぞれ1~2記事の違いしかなく、ほぼ変わりないと言えます。オリンピックよりは「バレンタイン」を控えたタイミングである2月前半やバレンタイン前日の13日の方が記事掲載数が多い傾向が伺えます。

 つまり、「オリンピック期間中にプレスリリース配信をしたからあまり載らなかった」ということはないようです。また、せっかくなのでオリンピック以外のイベントについても調べてみました。

 ソチ冬季オリンピック同様に、2014年の6月12日~7月13日に行われた2014FIFAワールドカップブラジル大会周辺に配信されたプレスリリースの配信日ごとの平均記事掲載数をまとめてみました。

 開催期間中に配信されたプレスリリースの記事掲載数は、オリンピックのケースと同様に、多くもなければ少なくもありません。ワールドカップ期間中にプレスリリース配信を行っても記事掲載数にはあまり大きな差はないと言えるでしょう。

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この記事の著者

伊藤 哲弥(イトウ テツヤ)

ソーシャルワイヤー株式会社 @Press事業部 副事業部長
1988年生まれ。大学卒業後に編集プロダクションでの勤務を経て、現職。プレスリリース配信サービス「@Press(アットプレス)」において、マネジメント業務やマーケティング施策の実施、セミナー登壇や営業まで幅広く行う。

■@Pressについて
日本で一番記事や取材につながるプレスリリース配信サービス。すべてのプレスリリースに、専用の担当者をアサインするシステムを2001年のサービス開始より続けて...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/07/25 08:00 https://markezine.jp/article/detail/24814

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