電通が運用するコーポレート・ベンチャーキャピタル・ファンド「電通ベンチャーズ1号グローバルファンド」(以下、「電通ベンチャーズ」)は、放送局やスポーツチーム向けにスポーツ観戦用のVR(バーチャルリアリティー)プラットフォームを開発する米国の「LiveLike Inc.」(以下、ライブライク社)に出資した。
同プラットフォームにより、放送局やスポーツチームは、VR撮影専用の設備を用意しなくても、既存の映像設備の活用でライブVR配信が可能になる。
また、ライブライク社のストリーミングテクノロジーを活用したライブ配信アプリにより、ユーザーはバーチャル空間上のVIP専用席から試合を感染することができる。くわえて、プレーヤーの統計情報を見たり、プレー映像を様々な角度で視聴することが可能だ。現在、Gear VR、Google Cardboardなどのヘッドセットに対応している。
電通ベンチャーズは、今後拡大が見込まれるスポーツVR市場において、ライブライク社のようなテクノロジーを有するスタートアップとの連携により、放送コンテンツの付加価値創造やVR空間のマーケティング活用など新しいビジネスモデルへの挑戦が可能になると期待し、今回の出資に至った。
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