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海外視察で気づいた、日本のマーケティングに足りない3つのポイント【キタムラ逸見氏レポート】

 本記事では、キタムラのオムニチャネル戦略を推進してきた逸見光次郎氏による、ヨーロッパで最大規模のデジタルマーケティングカンファレンス「DMEXCO」の参加レポートをお届け。第2回目となる今回は、2日目のTwitterのCEOジャック・ドーシー氏とWPPのCEOマーチン・ソレル氏の対談の模様、イベントや海外視察を通しての3つの気づきを共有する。

Twitter×WPPのトップ対談が実現

 DMEXCOとは「Digital Marketing Exposition & Conference」の略称で、今年で8回目を迎えるヨーロッパ最大級のデジタルマーケティングカンファレンス。今回はその2日目の模様からレポートする(1日目の模様はこちら)。

 2日目は、TwitterのCEOであるジャック・ドーシー氏と、WPPのCEOであるマーチン・ソレル氏による40分間のオープニングトークから始まった。

 WPPは世界第1位の広告代理店グループ。グループ傘下には、ジェイ・ウォルター・トンプソンやオグルヴィ・アンド・メイザー、ヤング・アンド・ビルカム、調査会社のカンターリテールなどが入っている。

 冒頭に、急きょドーシー氏が会場に来ることができなくなり、ビデオ会議になった経緯の説明。アメリカの現地時間では夜中の1時、その中でビデオ画面に映るドーシー氏に、ソレル氏が「パジャマ姿なのかい?」と場を和らげる冗談からスタートした。

 対談の最中では、Twitterの最新の取り組みが語られた。まず、NFLと契約するなどコンテンツの権利を得ることで、ライブストリーミングを強化していくという。「今後配信とユーザーのツイートの組み合わせは盛り上がっていくはず」とドーシー氏は語った。さらに、スマートフォンに対応した新たな広告メニューの開発に投資していることも明らかになった。

Twitterがライブ配信に注力する理由

 では、Twitterはなぜこれらの取り組みに力を入れているのだろうか。ドーシー氏は、同社の歴史とともに解説した。

 同社では2016年はじめに、Twitterは世界中のニュースを伝えるものと定義した。様々な人が意見を出せる、そして約10億の利用者が最速で世界にアクセスできるプラットフォームであることを目指している。

 その中で、スポーツのライブ中継やニュースなどを提供することで、Twitterユーザーのパーソナルな体験と結びつけて意見を発信してもらう。これがライブストリーミングを強化していく狙いのようだ。

 また、ソレル氏は「CEOや大統領候補にTwitterの使い方をアドバイスするとしたらどうか?」という質問をした。それに対しドーシー氏は、以下のように回答した。

 「自分の言葉で語ることが大事。イーロン・マスクはいい事例だ。自分のやっている事業が本当に好きで、自らの言葉で語っている。ジェフ・ベゾスもそうだ。ニュースは早く伝えることが大事だが、正確さは保てない。それはあとで修正できるようにすればいい」(ドーシー氏)

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この記事の著者

逸見 光次郎(ヘンミ コウジロウ)

 株式会社キタムラ 執行役員 経営企画 オムニチャネル推進担当 1970年東京生まれ。1994年三省堂書店入社。1999年ソフトバンク入社。イー・ショッピング・ブックス社(現 セブンネットショッピング社)立ち上げに参画。2006年アマゾンジャパン入社。ブックスマーチャンダイザー。2007年イオン入社...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/11/28 11:00 https://markezine.jp/article/detail/25655

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