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300万人のスマホユーザーに調査可能!「LINE Research Platform」が持つ特徴とは


 2016年11月、LINEが調査事業者向けに同社のスマートフォン調査パネルを基盤としたユーザーリサーチプラットフォーム「LINE Research Platform」を公開した。本記事では同プラットフォームの事業責任者の地福節子氏に話を聞いた。

調査会社とLINEのニーズが合致して誕生

MZ:今回は2016年11月にリリースした「LINE Research Platform」について、サービス責任者の地福さんに話をお聞きします。まず簡単にプロフィールを教えてください。

LINE株式会社 事業戦略室 インサイトリサーチチーム マネージャー 地福節子氏
LINE株式会社 マーケティングコミュニケーションセンター
インサイトリサーチチーム マネージャー 地福節子氏

地福:大学卒業後から市場調査会社でリサーチャーとしてのキャリアを歩んできました。LINEは現在6年目で、リサーチャーとしての業務に加え、その知識を生かしたアプリのサービス企画なども行ってきました。今回の「LINE Research Platform」でも当初企画も担当していました。紙ベースで調査を行う時代からリサーチ関連の仕事をしてきたので、この領域は長いほうかと思います。

MZ:では、早速ですが今回のサービスリリースの背景を教えてください。

地福:2012年の11月に「LINE Research Platform」の前身である、LINEサポーターズを立ち上げました。同サービスはLINEが提供するサービス改善を目的とした社内向けのリサーチ基盤で、ユーザーにさまざまなアンケートを行ってきました。

MZ:具体的にはどういったアンケートを行っていたのですか。

地福:例えばLINE GAMEの新タイトルのベータ版を体験してもらいフィードバックを集めたり、人気クリエイターのスタンプの中で何が人気かを探ったりしていました。その他にもLINE上での画像の送り方の調査など、さまざまな調査を1,000件以上行ってきました。

MZ:社外への開放を検討する方向になったのはなぜでしょうか。

地福:弊社サービスの調査の案件だけではパネルに登録している方への供給が少ないと思うようになったからです。また普段から調査会社さんに自社の調査を依頼することもありましたが、2014年あたりから、若年層のデータが取りにくくなったんです。LINEユーザーじゃない若年層の方に調査を行うのは現状困難であることがわかりました。

 その時、調査会社さんの若年層に調査できるようにしたいというニーズと、我々の調査案件を増やしたいニーズが合致して、今回のサービスが生まれました。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2017/07/24 11:21 https://markezine.jp/article/detail/26770

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