SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究

300万人のスマホユーザーに調査可能!「LINE Research Platform」が持つ特徴とは


ドラマ放映後すぐにTVCMの効果測定を実施

MZ:ここからは、実際の事例をいくつか紹介してもらえればと思います。

地福:例えば、TVCMの効果測定に使うことができます。事前に、あるドラマを見ると回答した方に対し、放映後1、2分経ったタイミングでアンケートを送ります。質問項目としては、ドラマの間に挟まったCMに関する内容です。先ほどお伝えしましたが、回収力も高いので即座にその瞬間のCMのインパクト調査などを行うことができます。

 その他にも人気アプリがリリースした際に、1歳刻みで利用率を調査したことがあります。人気アニメのスマートフォンゲームアプリのため、1歳につき数千のサンプルが収集できましたので、昔アニメを見ていたかどうかも確認しました。すると、アニメを見ていたと回答している年齢層のゲーム利用継続率が他の年齢よりも高いことがわかりました。利用者が多いサービスであれば1歳刻みでも比較可能な、繊細な調査が行えることも明らかになりましたね。

 その他にも、15歳から25歳の男女に身の回りで流行っていることをフリーで回答してもらう調査も行いました。この調査で、おもしろかったのはスマートフォンでもフリーアンサーに十分に答えてもらえるということです。大体PCと同レベルの分量・入力率です。実際、十分なボリュームの回答が集まりました。2017年3月に行った際は、その当時流行っていた芸人名やリリースしたてのゲーム機が上位にランクインしていて、世相が反映されていたと思います。

モバイルならではの仕組みを取り入れたい

MZ:今後の展望について教えてください。

地福:商品拡充ですね。まだまだモバイルならではの仕組みを入れられると思っています。例えばLINE Beaconと連動して、ある場所にいる方にアンケートを配信する、もしくはある場所に誘導するメッセージを送って、来た方を対象に調査を行う、といったことができると思います。

 肌身離さず持っているスマートフォンの中でも利用時間の長いLINEに、直接配信できるからこその調査を増やしていきたいですね。6月には写真提出調査が可能になりました。また対面インタビュー・会場調査のコーディネートも近々検討しています。よりユーザーの日常に迫った調査の実施にご活用いただければと思います。

 また、LINEを通じて行った施策の広告効果計測には最適な調査プラットフォームだと思うので、LINE上のディスプレイ広告やスポンサードスタンプなどを実施している企業様を中心に調査を促進できればと考えています。自社調査も実施していて、公式ブログにも公開しているので、主体的な有意義なデータのアウトプットも増やしていきたいと思っています。

 そして事業の成長とは別軸ですが、若い方の意見が行政や企業に届けられるような社会的に役立つパネルを形成していきたいです。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2017/07/24 11:21 https://markezine.jp/article/detail/26770

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング