キャンペーン概要
時期:2017年
国名:ブラジル
企業/ブランド:HEINZ
業種:食品
「この投稿をお届けします」(!)
日々SNSに投稿される食べ物の美味しそうな写真。人々の食欲を強制的に引きつけることから“フードポルノ”や“飯テロ”などと言われています。今回紹介するのは、そんなSNSに投稿された美味しそうな食べ物が、“実世界ですぐ食べられる”という夢のようなInstagram施策です。クライアントはケチャップメーカーのハインツ。
ブラジル・サンパウロにある飲食店シェフがInstagram Storiesで、美味しそうな出来立てのハンバーガーを見せて「この“投稿”をお届けします」というメッセージとともにコンテンツを投稿します。
本投稿はジオロケーション(位置情報)機能を活用して、ランチタイムに近くでInstagramを閲覧しているユーザーにターゲティングして配信されたもの。
Instagram Storiesでは“視聴したユーザー”のアカウントが投稿した本人にわかりますが、今回、ハンバーガー映像を視聴したユーザーに向けて、実際にハンバーガーを作ったのです。
そしてハインツのケチャップやマスタードとともに出来立てのハンバーガーを本人の元へ配達。
デリバリーされたハンバーガーはInstagramの投稿デザインを模したパッケージに入って届きます。これがつまり「この“投稿”をお届けします」という意味だったのです。
このチャーミングなパッケージを写真に撮ってInstagramに投稿するユーザーもいたようです。
かなり実験的な試みだと思いますが、美味しそうな料理の写真を見たときの「食べたい…」という欲求を叶えてくれるサプライジングな取組みでした。
動画はこちら
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記事転載元:AdGang