電通デジタルは、デジタルマーケティング支援を行うトライベック・ストラテジー(以下、トライベック)と、「ECサイト診断」サービスを共同開発し、8月21日より提供を開始した。
これまでのECサイトの評価指標は、販売チャネルの1つとしていかにスムーズに購買完了まで達成できるかが最大のポイントとされてきた。しかし、昨今の消費行動では、生活者は利用シーンや目的に応じてECサイトやアプリ、店舗を効率よく活用しており、複数の販売チャネル間での情報連携や店舗送客の機能を有しているかといった点も、ECサイトの評価として重要となる。
そのような背景から、電通デジタルが持つECに関するコンサルティングや構築の知見と、トライベックが提供するユーザビリティ診断の知見を活かし、今回のサービス開発に至った。
同サービスでは、診断対象とするWebサイトとベンチマークするWebサイトの評価を100点満点でスコア化し比較することで現状の強み・弱みを明らかにする。評価軸は以下の6つ。
- アクセス性 :多様なアクセス手段への対応力
- サイト全体の明快性 :チャネルを横断したブランドの一貫性
- サイト内移動の快適性 :商品の探しやすさと回遊性
- 商品サービスの効果的な訴求:魅力を十分に訴求し購入につなげる
- スムーズな購入プロセス :購買機会の創出と損失の両方に対応
- ヘルプ・安全性 :疑問や問題の解決と安心利用
また、企業が保有するECサイトと同時にECモールへ出店している場合でも、同診断から診断項目を抜粋することでECモール店を評価できるようなサービス体系となっている。
サービスの販売に関しては両社がそれぞれ行い、その診断サービスにもとづいたECサイトのコンサルティングや改訂作業などの各種サービスを両社で提供する。
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