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世界最大級の広告在庫と技術力で企業をサポート〜中国発アドテク企業Mobvista、日本進出

2017/11/30 11:00

 中国発のアドテクノロジー企業でありながら、グローバル単位で成長を続ける注目企業Mobvista。本記事では、同社がなぜこのタイミングで日本に進出するのか、また同社の広告プラットフォームが日本の広告主、アプリパブリッシャーにとってどういったメリットがあるのか、同社の日本担当ヴァイスプレジデントに新たに就任した井料武志氏にインタビューする。

創業から数年でユニコーン企業へと成長

――はじめに、Mobvistaの事業について教えてください。

Mobvista Vice President of Japan 井料武志氏
(撮影:関口達朗)

井料:Mobvistaは、中国発のモバイルアドネットワーク企業です。ビジネスの核はアドネットワーク事業で、SSPやDSPなどアドテクノロジー全般のソリューションを総合的に提供しています。

 2013年に創業してから、ヘッドクォーターを中国の広州に置き同国内でのビジネスを広げていったのですが、2015年に中国の新興・ベンチャー企業が多く集まるNEEQ(中小企業株式譲渡システム)に上場して以降、グローバル展開を本格的に開始しました。

 2016年には、米国のモバイルアドネットワーク企業であるNativeX(ネイティブX)、ヨーロッパで有名なモバイルゲームデータ分析企業のGameAnalytics(ゲームアナリティクス)を買収し、よりその動きを強めています。そうした結果、2016年度の売上は約320億円だったのですが、その売上の構成は60%以上が海外取引で構成されている状況です。

 TUNEやAppsFlyerといった海外の広告効果測定ツール提供企業が発表するアドネットワークランキングでは、ランキング上位に表彰されることも増え、急速に成長を遂げているところです。

アジア・日本での立ち上げ経験が豊富な人物が日本のヘッドに

――日本市場への進出状況はいかがでしょうか。

井料:中国をはじめ海外アプリの日本在庫を持っているので、それを日本のアドネットワーク企業や広告代理店、DSPを通じて提供させていただいています。既に一定のビジネス規模へと成長しています。

 また、メディアの方々には、我々のメディア向けSDKを導入いただくことで、広告でのマネタイズをお手伝いさせていただいています。

――井料さんは現在、Mobvistaの日本責任者を務めていらっしゃるとのことですが、これまでのプロフィールをお伺いできますか。

井料:私はもともと産経新聞でキャリアをスタートし、その後、2000年に当時サイト開設準備中だったオールアバウトに参画し、営業部のマネージャー、大阪営業所長を務めました。

 2009年に楽天に入社し、前半は広告営業のチームを見ていたのですが、後半は、当時、楽天が英語公用語化を決め、海外進出に取り組んでいたので、私は広告ビジネスの国際化と言うミッションを担うためシンガポールに移りました。そこでアジアを中心に、楽天の広告スキームをグローバルに広げる役割をしておりました。

 楽天を退職したのち、2014年に台湾のAI企業、Appier(エイピア)に入社をしました。当時のAppierは全社でも社員が20人から30人と小さな会社でした。私は日本法人の設立からその後の日本での事業成長、大阪オフィスの開設に至るまで、3年間指揮してきました。そして、本年9月に、日本の事業責任を担う立場で、Mobvistaに入社を致しました。


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