店頭広告キャンペーン専門会社のパルディアは、2017年度上半期(2017年4月1日~2017年9月30日)店頭広告キャンペーン実施形態調査を発表した。
同調査は、パルディアが保有する店頭広告キャンペーンデータベースのキャン索に保存された2017年度上半期集計対象件数(4,458件)のキャンペーンデータをもとに集計を行った結果となっている。
2016年度上半期と比較し減少
2017年度上半期を対象とした調査結果(表1参照)ではキャンペーンの総件数は4,458件であり、2016年度上半期の総件数4,554件から98.3%へ減少した。
キャンペーン数減少の内訳としては、全国・エリアキャンペーンで前年比81.6%へ減少、流通タイアップキャンペーンで前年比101.9%と微増、流通実施キャンペーンは82.3%へ減少していた。
パルディアはこの背景に関する2つのポイントを挙げた。一つは、2017年度上半期はオリンピックなどの大きな催事と絡めたキャンペーンが少なかった点。
もう一つは、各流通でのプライベートブランドブランドのラインナップが増加し、メーカーは売場確保のため、流通とタイアップしたクローズドなキャンペーンを強化する必要があった点だ。そのため、商品認知向上の為に実施している全国・エリアキャンペーンよりも優先される結果となった。
実施件数ランキング、森永製菓がトップに
今回の調査で実施件数が1位となった企業は森永製菓で、キャンペーン実施件数は214件だった。2位はサントリーフーズで198件、3位はサントリー酒類で190件の結果となった。
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