3大SNSアプリのうち複数アプリ利用者は約3割
3大SNSアプリの併用状況をみてみました。
- Twitter、Facebook、Instagramのいずれも使っている人=3アプリ併用
- そのうち2つを使っている人=2アプリ併用
- いずれかひとつしか使っていない人=単独利用
まずは上記のように分けています。

全体では、3アプリ併用者12.3%、2アプリ併用者18.7%、単独利用者28.1%という結果となりました。3大SNSといっても、そのうちひとつだけしか利用していない人も3割近くいて、冒頭の「違いがわからない」「使い分け方がわからない」といった発言が数字になって表れているのかもしれません。
一方で、複数アプリを併用しているのは約3割ということになります。女性18-29歳では過半数が併用しています。
併用パターンでもっとも多いのは「Twitterのみ利用者」
更にどのような併用パターンが多いのか見てみましょう。

比較的分散していますが、全体でもっとも多いのは「Twitterのみ利用者」14.6%。次に多いのは「3アプリ(Twitter+Facebook+Instagram)併用者」12.3%。3番目は「Facebookのみ利用者」10.4%でした。
性年代によって傾向は異なります。
- 男性は50歳以上を除き、いずれの層でも「Twitterのみ利用者」が最も多い。特に18-29歳男性では、3割弱が「Twitterのみ利用者」
- 男女とも50歳以上では、「Facebookのみ利用者」が最も多い
- 女性18-29歳、女性30-39歳では、「3アプリ(Twitter+Facebook+Instagram)併用者」が最も多い
- 女性18-29歳は「3アプリ(Twitter+Facebook+Instagram)併用者」、「Twitter+Instagram併用者」、「Twitterのみ利用者」が約2割ずつで分散しており、他層とは異なる傾向
なお、利用が拡大しているInstagramですが、「Instagramのみ利用者」は全体では3.1%。今の所は、TwitterやFacebookからInstagramに置き換わっているというよりも、併用者の方が多い様です。ただ、女性30-39歳で女性18-29歳よりも「Instagramのみ利用者」比率が高いのは面白いですね。
SNS利用の仕方は、その人の生活環境や交友関係、性格やリテラシーなどに密接に関係していると思われるため、性年代×SNSの併用パターンをみるだけでも、どんな生活しているどんな人、といったことが少しだけ想像できる気がします。
今回は、そのアプリを利用した/しなかったのON/OFFデータをもとに、性年代別に利用率や併用状況をみてきましたが、各SNSアプリをどう位置付けてどう使っているのかといった質的な側面まで掘り下げてみたいですね。