開催地シアトルの魅力と楽しみ方
どの海外カンファレンスでも言えることですが、体調管理はしっかりとした上で臨むことが大事です。私は2つ心がけていることがあります。一つは、前々日入りして時差調整すること。セッションは2日間で1日中です。英語ですし、かなり集中力も必要です。いい情報を得るための投資と考えています。もう一つは、食べ過ぎないこと。米国は特に食事の量が多いので、食べ過ぎて体調を崩しがちです。腹八分目、オーガニックスーパーなどで野菜を買って食べるなど工夫しています。
ただ、シアトルは米国の北西海岸部(Pacific Northwest)と呼ばれる、肉、魚、野菜、果物が美味しいところです。きれいな水が得られるため、地ビールやワインの生産も盛んです。米国のコーヒー文化発祥の地でもあります(スターバックス本社や1号店もあります)。ネットワーキングしつつ、食文化を楽しむのもいいです。
6月といえどもシアトルの朝晩は寒いので(会場内も寒いことが多いです)、上着は忘れないようにしてください。
英語に自信がなくても大丈夫!海外カンファレンスを攻略するコツ
英語にすごく自信があるわけではない方でも、工夫一つで海外カンファレンスは攻略できます。
まず、日頃から海外情報を収集すること。私たちは、かなりの数の海外ウェブサイトを会社で把握しており、有益そうな情報を見つけたらチームで共有しています。一人だと大変なので手分けするのをおすすめします。Googleアラートを駆使するのも一つの方法ですね。
出発前から日本からの仲間をリクルーティングして、Facebookグループで情報共有しましょう。私は現地ディナーを必ず企画します。みんなで情報共有すれば、聞き漏れてしまった情報を埋めることもできます。
英語のネットワーキングに気後れする人もいるかもしれません。そんなときは、あらかじめ自己紹介をパワーポイントなどで一枚作って、何枚か印刷しておきましょう。書いてあることを読むのは楽ですし、相手にとっても一目瞭然な内容にしておけばよいのです。これでアイスブレークできますし、自分がやっていることをきちんと伝えることで、思わぬ商談につながることもあります。
事後レポート作成の秘訣は、Twitterハッシュタグでセッション最中から内容を追うことです。英語に長けた欧米の参加者が、すぐに要約された内容を投稿してくれます。レポートをいざ書くときも、再度検索すれば使える情報が出てきます。同様に、欧米の参加者や企業が公開するブログの参加レポートは本当に役立ちます。
最後に、ぜひセッションのスピーカーに直接話しかけてみてください。少しでも疑問に思ったことは聞くのが一番です。親切に教えてくれますよ。
