便利なものはできる限り持っていく
海外出張、特に米国出張の時に気をつけたいのが時差です。イベントの前後でスケジュールを調整するならば、できる限りイベントの2日以上前の現地入りをするようにしています。一度、当日入りした時がありましたが、時差ボケでセッション中にほとんど寝てしまい時差ボケが解消され始めた頃にはイベントが終わってました。。そのため私はできる限り、行きの飛行機は夜便にして機内食も控えて寝るようにし、帰りは基本的には一睡もしません。
また、荷物として必ず持っていくのが、携帯ウォシュレットとフカフカのスリッパです。ご存知の通り、アメリカのトイレは高級ホテルでさえ、ウォシュレットがありません。というか世界中であんなにウォシュレットがあるのは日本だけかもしれませんが……。以前に安いものを買いましたが、あまり噴射力がなくダメでしたので、今はTOTOが出している携帯ウォシュレットにしています。参加者に薦めると絶賛で、必ずほぼ全員が翌年には持ってきます(笑)。
それと、ふかふかスリッパも必須ですね。イベント視察は想像以上に歩きます。疲れてホテルに帰るので靴を脱ぎたくなりますが、備え付けのスリッパはペタペタですし、ホテルによっては備え付けられていません。なので必ず、スーツケースの場所をそこそこ取りますが、底厚のスリッパは欠かせません。
また、絶対に欠かせないのがUberです。アメリカは、サンフランシスコの街中でさえ、日本のような流しのタクシーがあまり走っていません。聞いてはいましたが、アイデアとアプリケーションにおいてこれほどのイノベーションはない、というほど便利過ぎます。
それと、ガジェット的なもので言うと、今年はログバーがリリースした「ili(イリー)」というウェアラブル翻訳機をレンタルして持っていきました。まさに、ドラえもんの「翻訳こんにゃく」で、非常に便利だったのですが、翻訳する声があまりにも可愛すぎて、40才過ぎのおっさんから訳される声があれだとちょっと恥ずかしかったです(声の変更が設定で可能だったらすみません)。

現地でしか味わえない経験やビジネスの機会を得る
Dreamforceでは、キーノートのオンライン中継もありますし、日本からの様々なメディアや参加者が速報レポートもしてくれます。また、日本法人が主催するDreamforceの報告会も開催されます。それでも、経営者の方で予算などの判断が自分でできる方は、百聞は一見にしかず、ですので是非イベントに参加してみてください。情報を得ること以上に、現地でしか体感できない雰囲気や刺激、また日本からの参加者との交流やビジネスの機会を得ることができます。
自分で予算などの判断ができない社員の方は、是非「参加への思い」を決済者の方にプレゼンテーションしましょう。最近は、<Dreamforceツアーへの参加>を業績優秀者への報奨としている企業もあるようですが、それはもちろん頑張るとして、経営者としては“意志のある社員”にこうしたイベントに参加してもらいたいと思っています。
ですので、「思い」をぶつけることで参加への道が拓ける可能性があります。自分が参加するべき理由/どのようなレポートをする予定か/その経験をどう仕事に活かそうとしているか、などをパワーポイントのスライドにまとめて、熱を込めて伝えればきっと決済者にも響くでしょう。
弊社は来年の2018年には10人くらいで参加したいと思っていますが、来年からは指名制ではなく、“行きたいと自ら強く思っている人が参加する”という形に変えたいと思っています。それが、5人かもしれませんし12人かもしれません(15人以上になったら、オーディションにします……)。
海外イベントにはたくさんの刺激と出会いに溢れています。是非チャンスがあれば積極的に参加してみてください。