ターゲティング条件と広告配信設計の詳細
次に抽出したセグメント条件を基に、実際に広告掲載する際のターゲティング条件の詳細について代表的な10のポイントを解説します。媒体仕様により、ターゲティング設定できる詳細が異なるため広告掲載時に確認するようにしましょう。
代表的なターゲティング条件
- ブロードリーチ
- デモグラフィック配信
- ジオグラフィック配信
- 時間帯配信
- カテゴリー配信
- オーディンス拡張配信
- キーワードターゲティング
- ドメインターゲティング
- 行動ターゲティング
- リターゲティング
1.ブロードリーチ
セグメントやターゲット設定を絞り込みせずに、「生活者全般を対象に不特定多数に幅広く」デジタル広告を見てもらい認知させる手法。
2.デモグラフィック配信
「20代女性」や「30代男性」など絞り込みし、特定の年齢や性別などデモグラフィック情報をターゲティング指定して広告配信する手法。
3.ジオグラフィック配信
GPS情報やIPアドレスで地域情報を判別し、「都道府県」や「市区町村」特定の地域(エリア)などを絞り込みジオグラフィック情報をターゲティング指定して広告配信する手法。ビジネスの商圏が特定の地域(エリア)に限られる場合や、地域(エリア)を限定したい時に有効です。
4.時間帯配信
時間帯でセグメントを絞り込みして、「特定の時間帯」を1時間単位でターゲティング指定して広告配信する手法。
5.カテゴリー配信
「女性系の美容・コスメ」などセグメントを絞り込みし、特定のサイト群(カテゴリー)をターゲティング指定して広告配信する手法。サイト群(カテゴリー)単位のため個別の広告媒体やネットワークを指定して広告配信することはできません。
6.オーディエンス拡張配信
自社サイトに訪問したユーザーの行動履歴を基に、自社サイト未訪問ユーザーに絞り込みし、ネット上でサイト訪問したユーザーと類似したユーザーをターゲティング指定して広告配信する手法。
7.キーワードターゲティング
「マーケジン」や「MarkeZine」など特定の検索キーワードを絞り込みし、検索キーワードを指定してターゲティング配信する手法。
8.ドメインターゲティング
特定のWebページのドメイン名を絞り込みし、ドメイン名を指定してターゲティング配信する手法。
9.行動ターゲティング
ネット上の行動履歴「閲覧ページ」「検索キーワード」「広告のクリックの有無」など、ユーザーの興味関心を絞り込み条件として指定してターゲティングする手法。
10.リターゲティング
自社サイト上にサイト来訪状況を判別するトラッキングタグ(追跡タグ)を設定し、「自社のサイトに来訪したことのあるユーザー」を絞り込みしてターゲティングする手法。