サイバーエージェントの連結子会社で若年層マーケティング事業を手掛けるCA Young Labは、エビリーと共同で、企業のYouTube活用に関する調査を実施した。
エビリーは、自社で保有しているYouTubeデータを活用した動画マーケティング支援ツール「kamui tracker(カムイトラッカー)」により、YouTubeのチャンネル登録者数や再生数などの分析を行っている。今後CA Young Labとエビリーは共同で、「kamui tracker」のデータを活用し、CA Young Labの独自アンケート調査を組み合わせたYouTubeに関する調査発表を実施していく。
その第一弾として、今回、YouTube版CM王CM女王ランキングとも言える「2017年YouTuberタイアップ動画起用社数ランキング」を発表した。
調査の結果、YouTuberの人気を計る指標のひとつでもあるチャンネル登録者数が、起用社数と必ずしも比例するわけではないことが判明。YouTuberの中にはタイアップ案件の数を制限していたり、同一企業から継続的に起用されているケースがあるからだ。
また、ゲーム専門チャンネルである3位の「ぽこにゃん」や、9位の「たくっち」はゲーム企業からの案件のみであるように、ひとつの分野に特化した専門性のあるYouTuberにはその業種の企業からのオファーが集中していることもわかった。一方、得意とする分野を持ちつつも、あらゆる業種の企業とタイアップをしているオールジャンルのYouTuberも存在する。
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