KDDIは、2018年3月2日から3月5日の4日間、全国の15歳~79歳の男女1,000名を対象に、『「さよなら現金」意識調査2018』を実施した。
「現金決済主義」は4割と少数派、「脱現金決済」意識が高いのは60代女性で8割
自身が現金決済主義(できるだけ現金で決済したいタイプ)だと思う人は、全体の39.7%で少数派であることが明らかになった。性年代別にみると、現金決済主義だと思う人の割合が最も高いのは20代女性(61.4%)で6割を超えた。一方、現金決済主義だと思わない人の割合が最も高いのは60代女性(79.5%)で8割となった。
「さよなら現金」の意識が高いのは女性よりも男性
紙幣や硬貨の完全廃止に賛成する人の割合は、13.8%となった。男女別にみると、男性では16.2%、女性では11.4%と、男性が「さよなら現金」の意識が高い。性年代別にみると、賛成する人の割合は、30代男性(22.7%)が最も高い結果となった。
"絶対現金"シーン1位は「結婚祝い」
「現金が必要」「現金がないと困る」と思うシーンについて、現在と将来予想をそれぞれ聞いたところ、「結婚祝いなどのご祝儀」(現在55.4%、将来予想53.0%)と「神社などでのお賽銭」(現在53.0%、将来予想48.7%)が高い結果となった。他方、「自動販売機での支払い」(現在47.7%、将来予想21.4%)では「脱現金」が進むと予想する人が多くなった。
普及が進む電子決済方法は「電子マネー」が6割
これから普及が進むと思う電子決済方法を聞いたところ、「電子マネー」(62.9%)が最も多い結果となった。また、事前にチャージしておくことで手軽に使える「プリペイドカード」は24.9%、最近話題となっている「仮想通貨」は20.9%となった。性年代別にみると、プリペイドカードがこれから普及すると感じている人は10代男性(51.2%)に多く、半数超となった。
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