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コミュニケーションツールの今

利用が増えそうなコミュニケーションツールは?

 では、これから利用が増えるコミュニケーションツールは一体何か? プライベート、ビジネスシーン、それぞれについて聴取しました。プライベートでは、「LINEのトーク」「LINEの無料音声通話」が1位と2位を独占しており、普段のコミュニケーションにおける、「LINE」の利用比率は今後もさらに高まっていきそうです(図表6)。

図表6 今後の利用が増えると思うもの(プライベート)ベース:全体(n=2,000)/複数回答
図表6 今後の利用が増えると思うもの(プライベート) ベース:全体(n=2,000)/複数回答

 一方でビジネスシーンを見ると、意外なことに「音声通話」が38%でトップとなっています。2位は「Eメール」で30%です。「LINE」も3位に入っていますが、13%程度のスコアに留まっており、ビジネスシーンでの支持者はそれほど多くないようです。既存の「音声通話」「Eメール」をコミュニケーションの中心としたビジネス環境はこれからも当分続くことが推測されます。

それでもチャットアプリに期待が高まる

 ビジネスシーンでの結果にも表れているように、音声通話でのコミュニケーションが今後なくなる可能性は低く、むしろその重要性が高まっていくと言えるでしょう。ですが、実のところチャットアプリは音声通話に対応しているものがほとんどです。そのことに加えて、「気軽さ」「複数の人間との共有しやすさ」「スピーディーさ」「ログ管理のしやすさ」等でアドバンテージがあります。今までの電話による音声通話の安心感をうまく包含しつつ、チャットアプリならではのベネフィットを打ち出していくことで、今後もさらに、チャットアプリの有用性は高まっていくのではないでしょうか。今回のアンケートからは、そのようなチャットアプリへの期待も垣間見ることができました(図表7)。

図表7 チャットアプリに対する印象ベース:全体(n=2,000)/単一回答
図表7 チャットアプリに対する印象 ベース:全体(n=2,000)/単一回答

■調査概要
調査主体:マクロミル・翔泳社(共同調査)
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国15~59歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法:平成27年国勢調査による性別×年代の人口動態割付(合計2,000サンプル)
調査期間:2018年3月20日~2018年3月22日

・本文の数値は四捨五入した整数で表記。
・百分率表示は四捨五入のため丸め計算を行っており、合計が100%とならない場合がある。

▼調査レポート
『SNS、メール、電話などのコミュニケーションツールに関する調査』(HoNote)

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マクロミル(マクロミル)

高品質・スピーディな市場調査を提供する、マーケティングリサーチのリーディングカンパニー。生活者のインサイト把握やデジタルマーケティング施策の広告効果測定など、マーケティング課題解決に向け最適なソリューションを提供。世界21カ国、50の拠点を展開し、唯一無二のグローバル・デジタル・リサーチ・カンパニーを目指す。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2021/03/04 18:00 https://markezine.jp/article/detail/28430

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